個人実習の様子をレポートします。鯵のつみれ汁の食べ比べ♪
こんにちは、気温が30度超える日が増えてきました。
学生の皆さんは入学式から3ヶ月になろうとしています!
授業では魚を使った授業が始まりました。
今回は日本料理の個人実習の様子をご紹介します!
今日使う魚は鯵!1人2尾卸す練習をし、最後につみれ汁を仕上げます。
さあ皆さん上手く卸すことが出来るのでしょうか?
まず、表面の細かい鱗をかいた後、ぜいごと呼ばれる棘状の硬い鱗を取ります。
身を傷つけないように取り除くのに皆さん苦戦しているようです。
頭を落とし、内臓を掻き出したら血合をよく流水で洗い流します。
水分をよく拭き取ったら水洗いと呼ばれる工程が完了です。
三枚に卸し、血合骨を抜いたり、皮を引いたりたくさんの工程がありますが
皆さん集中してできているようです!
1人1人自分で卸した鯵で各自つみれ汁を仕上げます。
最初こそ上手くすりこ木を回せず苦戦していましたが、すり鉢の扱いも慣れた様子です。
続いて丸取りをし、昆布だしで湯がいていきます。
同じ大きさに揃えるのが難しいそうです。
今回は前回授業で作り冷凍した鯵のつみれも同時に仕上げ、
冷凍したことでどのような変化が生まれるのか試食し比較をしました。
『生地を成形するする際に冷凍の生地はボソボソしていて上手くできない。』
『作ったばっかりのつみれはふわっとしているが、冷凍のは少し硬い。』など皆さん変化に気づいたようです。
その後はひたすら切り物の練習です!
先生が1人ずつ回ってアドバイスをしてくれます♪
こちらは先生から「完璧!」との評価。
難しい桂むき早くもこんなに薄く長く剥ける学生もいました!
ここで少し個人実習室について紹介します♪
1人1設備が用意されているこの実習室では主に個人の調理技術を高める実習を行います。
この個人実習で高めた技術がグループ実習、また大量調理実習へと繋がります。
また授業後、主にこの個人実習室を使い、スキルアップレッスンに参加することも可能です。
皆さんこの時間で包丁を研いだり、切り物剥き物の練習をしたり有意義にこの時間を使っています。
もちろん先生もいますのでこの時間でアドバイスをもらったり、気になることを質問することもできます!
来週からは前期実習の小テストがあります。
たくさん練習したことを活かして、皆さん無事に全員合格できるといいですね♪
~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
調理グループ 日本料理担当
柴田 真利
八丁味噌の味噌汁を飲んでいる時が何よりも一番幸せな愛知県出身です。
趣味は美術館巡り。
好きな美術館は東京都庭園美術館ととパリのMusée Marmottant Monet