TOKYO

辻調理師専門学校 東京

ブログ

後期、始まっています。~製菓理論~

製菓応用技術マネジメント学科
製菓衛生師本科

2024.10.29

10月になり、後期もスタートしました。
今回は、製菓理論の洋菓子の授業の様子をお届けします。


洋菓子の理論の授業は、シュークリームや、タルトなどのフランス菓子をベースに、
基本生地や基本クリームを勉強しています。
お菓子の作り方だけでなく、材料の特性や役割を学び、
時にはお菓子にまつわる、その土地の風土や文化についても学びます。

後期に入り、内容も少しレベルアップしています。
今回は「発酵菓子」と「イタリア菓子」の回の理論に密着していきます。

まず「発酵菓子」の理論では、「サバラン」という製品を学びました。

「サバラン」は、フランスではとてもポピュラーな発酵菓子です。
パティスリー以外にも、レストランで食べられることも多いお菓子です。

すでに製パンの理論や実習で「ブリオッシュ生地」は習っているので、
復習しながら「サバラン」の「ブリオッシュ生地」について学びました。



講習の中では、先生の話を聞くだけではなく、
「サバランは、どのような生地か?」や、「イーストの種類や扱い方は?」など、
ワークを交えながら、自分達で考えて発表する場面もあります。


続いて「イタリア菓子」です。
前期でフランス菓子をベースに基本的な事を様々学んだので、
今回は国が変わり、イタリアです。
学生も、レシピがイタリア語になりビックリしていましたが、
新しい事にワクワクした様子が伺えました。

まずは、製品を作成する前に
イタリアという国の地理的特徴や、歴史的背景からくるお菓子の特徴を学びます。


様々な特徴があり、フランスとは違う所もありますが、
基本的な生地、クリームはフランスとは大きく変わりはありません。

今回の製品は「ティラミス」。


基本生地【パータ・ビスキュイ】と、 
クリームは【ザバイオーネ=サバイヨン】、【メレンゲ】、【生クリーム+マスカルポーネ】です。
言い換えると、フランス菓子でも習ってきたパーツです。
ですので、基本を学ぶ事はとても大切‼︎
製菓理論の中では、以前に学んだ事も振り返りながら、特に大切な事は繰り返し学んでいきます。



初めは、イタリア語表記のレシピに、学生たちはビックリした様子でしたが、
授業が進んでいくと、安心した様子も見られました。
最後の試食時間では、とってもよい笑顔。



日々、新たな発見や学びを繰り返しながら、成長を続けてほしいです。

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
洋菓子担当
小島はづき

フランス菓子の誕生秘話や、その土地の文化を知ることが好きです。
訪れた場所のマグネットを集めていて、冷蔵庫はマグネットで溢れています。