TOKYO

辻調理師専門学校 東京

ブログ

料理は華やかなフランス料理なんていかがですか?

調理師本科
調理応用技術マネジメント学科

2024.11.01

今週の個人実習は西洋料理を行っています。

テーマは魚を使った「ポワレ」という調理法に、王道のバターソース「ブール・ブラン」です。
前菜には今まで行った内容の復習で、マヨネーズを使った前菜「帆立貝とマグロのタルタル」を行っていきます。

まず前菜の方から説明していきましょう。
本日の「帆立貝とマグロのタルタル」は、タルタルという素材を細かく切って、混ぜ合わせた調理法の事をいいます。



本来、フランスでは、子牛肉を生で刻んで、薬味やマヨネーズ、調味料を加えて食べたり、
それをハンバーグのように焼いて食べます。それをこのレシピでは魚介に変えて行っています。


私たち日本人にとっては、魚を生で食べる食文化が根付いているので、普通に感じられるかもしれませんが、
ヨーロッパでは昔は生魚を食べることはあまり受け入れられてきませんでした。
(新鮮な魚の流通が難しいことと、衛生面の問題もあります。)
しかし今では寿司が全世界に広がり、人気を博していることにより、生魚を食べる習慣が増えてきました。

よくイタリア料理店で見られる魚のカルパッチョも、本当は本場イタリアでは牛肉で提供されている物なんですよ。

みんな自分の料理を黙々と作っています。


前菜はメインの前に食されるものなので、アクセントのある味や、見た目のきれいさも必要になってきます。


今日は2種類のソースも添え、きれいに盛り付けられると美味しさも2倍になりますね!

さて、メインの方を見てみましょう。

今日の魚は「ノルウェーサーモン」です。


外の魚でも同じように作ることは可能ですが、サーモンの脂ののったうま味と共に、
皮はカリッと、中は半生の状態に焼き上げることができれば、もう最高です!



ソースはバターたっぷりなのですが、エシャロットの甘みや
白ワイン、白ワイン酢の酸味、レモン汁とも相まってとても相性の良い一皿となっています。


私は料理を学生の時に食べて、フランス料理を目指そうと心に決めました!


みんな上手くできたかな?

基礎実習ではレモンのカルチェという果肉だけにする技能も練習しました。
個人実習ではこのように基礎練習も入れて、個人のスキルをUPさせていきます。



来週は中国料理の授業です!点心や、麻婆豆腐を作ります!楽しみですね!
がんばっていきましょう!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
西洋料理
西村 雅恵

食べる事大好き、フランス大好き