【落語食堂】鯛茶漬け(京の茶漬け) 2013/10/1掲載
「落語食堂 - らくしょく - 」は上方古典落語の噺に登場する料理を辻調グループ日本料理の先生が再現し、
落語家の桂吉坊さんと"お喋り"を展開する毎日新聞夕刊(近畿版)の連載です。
今回のお噺は、「京の茶漬け」。
京都では、お客さんが帰るときに「ちょっと、お茶漬けでも。」とあいさつをすることがあったそうで・・・。今もその風習は残っているとか、残っていないとか・・・。
このお噺では、ある大阪の男が京都の知り合いの家から帰り際に言われる「お茶漬け」を
食べてみたいといういたずら心から、その茶漬けをごちそうになるお噺。
出てきた茶漬けは、ご飯にお茶がかけられたものとすぐきの漬物。
落語食堂では、大阪の男がその京都の知り合いに振る舞った「鯛」をも使って、
茶漬けを紹介しました。
今回の担当は、日本料理の松島愛先生です。
鯛茶漬け
●材料● 4人分
鯛の身(造り用、皮を引いたもの)・・・・・・1/4身
香煎あられ・・・・・・・・・・・・・・・・適量
海苔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
山葵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
ご飯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
煎茶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
胡麻醤油
_煎り胡麻・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ4
_煮切り酒・・・・・・・・・・・・・・・・10ml
_煮切り味醂・・・・・・・・・・・・・・・15ml
_濃口醤油・・・・・・・・・・・・・・・・60ml
●作り方●
1. 胡麻醤油を作る。煎り胡麻をすり鉢に入れて、胡麻の粒が半分くらいの大きさになるまですり、煮切った酒と味醂、濃口醤油を加えてよくのばす。
2. 鯛は3mm厚さのそぎ切りにし、胡麻醤油に3~4分つける。
3. 器にご飯をよそい、鯛の身をのせ、海苔、香煎あられを散らし、すりおろした山葵をのせる。熱い煎茶を注ぎ、蓋をして30秒ほど蒸らす。