【好吃(ハオチー)!中国料理】辛さと花椒香る、厚切り牛タンの辛み炒め
卒業のシーズンも終わり、かわいい学生を涙で見送り、4月!新年度が始まりました。
なぜかこの卒業、入学の時期になるといつも決まって地元仙台のことを思い出します。
ということで今回は地元仙台の名物「牛タン」を使って中国料理を作ってみました。
まず、牛タンといってもあまりなじみがないように感じます。
焼肉屋さんで食べるもの?というイメージでしょうか。私は牛タンと言えば、塩味はもちろん、みそ漬けのものを炭火で焼いたものに、ごはんはやっぱり麦飯!葱たっぷりのテールスープに青唐辛子のみそ漬けが定番です。
そもそも牛タンが仙台で有名なのはなぜなのでしょうか。
諸説あるようですが、昔捨てる部位であった舌とテールを有効利用したのが始まりだと父から聞きました。
しかも牛タンは肉の中でも高タンパク質の割に脂肪が少なく、ヘルシーで近頃注目されている食材の一つです。
では牛タンを見てみましょう。普通スーパーで売っているのはこういった感じでしょうか。
厚さはこのくらいです。
ちょっとイメージとしては薄いでしょうか。
このスライスされている牛タンがみなさんご存知の牛タンかと思います。私自身も働きだすまではこれしか見たことがありませんでした。
しかし元はこのような塊です。ちなみに今回使用したものです。
どうでしょうか。。かなり大きいように思いますが、牛一頭を考えるとこんなものなのでしょう。
ここは、牛タンの根本の部分です。
おいしそうですね。やはり根本の方がさしも入り、包丁で切っている感じもやわらかかったです。周りの皮がかなりかたいので、そぎ落として使用します。
中国料理で牛タンを使用するときは、1~2時間ゆで、表面のかたい皮をむき、煮込み料理に使用したり、鹵水(ルゥシュエイ:香辛料をきかせたたれ)で煮込み、前菜に使用したりします。
牛肉などと違い、下処理に手間がかかるというのもあり、あまり手軽というわけにはいきませんが、その分おいしさもひとしおです。
今回は牛タンを使い、「厚切り牛タンの辛み炒め」をご紹介いたします。
辛さと香り、そして牛タンの食感をお楽しみください。