【好吃(ハオチー)!中国料理】大事にしていきたいもの
<【好吃(ハオチー)!中国料理】ってどんなコラム?>
お久しぶりでございます。前回のコラムで、羽毛布団と思って使用していた布団が羽毛布団じゃないと気付いた東上です。あの投稿から早くも1年が経とうとしています。皆さん、いかがお過ごしですか?(安心して下さい。まだ買っていませんよ。羽毛布団。)
そんなことはさておき、今回のテーマは「中国料理の魅力」です。
私は考えました。中国料理の魅力・・・。
それはやはり、ダイナミックという事ではないでしょうか。
大きな鍋とお玉1本で、ものすごい火力を操りながら瞬間的に料理を仕上げる。
そう、中国料理は「火を操る料理」なのです! このフレーズがお気に入りです。
それだけではありません。豪快ですが、繊細な一面も持っています。
「点心」です。
「点心」とはいったい何でしょう。
「点心」とは、本来「少量のものを食べる」という意味を持ち、正式な食事以外のすべての食べ物のことを指します。点心の種類は多いが、狭義には小麦粉や米、穀物の粉を用いて作り、一様に小型で箸や手でつまんで一つずつとり分けられるものである。(『新しい中国点心』より)
点心と聞いてまず思い浮かべるのは何でしょう?
小龍包・・・これは大人気で知らない人はいないのではないでしょうか?中から熱いスープがジュワ~っと出てくるのがたまらないですね。
焼売・・・スーパーで冷凍食品コーナーに置いてある焼売は毎日のお弁当作りにかなり貢献してくれていることでしょう!
餃子・・・仕事の後にはビールと餃子で乾杯!最高ですよね。
と、こんな感じで私たちの日常生活に非常に馴染んでいるのがわかります。
中国では点心を専門的に作る人のことを「点心師」といいます。
先日、我が校に「高級点心師」の方が授業で来て下さいました。その作品を一部、ご紹介したいと思います。
牛です。
トンボです。
金魚です。
かぼちゃです。
いかがですか?ここまで来るともうアートです。
同じ大きさ、同じ形のものが並んだ様は圧巻ですよね!!まさに職人技!
食べるのがもったいなく思えます。
点心といえども奥が深い。
ダイナミックな料理に繊細な点心。それも中国料理の魅力ではないでしょうか。
私たちになじみのある点心を考えていて気付いたのです。
中国料理の魅力、まだあるぞ!
それは、親子の交流です。
私は子供のころ、母の手伝いをしていました。
ですが小さい私は包丁を持つことができない為、切りものができません。
もちろん、鍋を振ることもできないので、お手伝いというと食器を並べたりお茶をついだり、出来上がった料理を運ぶくらいしかできませんでした。
そんな中、唯一役に立ったなーと感じることができたのは、献立が餃子、春巻きの時でした。
あらかじめ母が作った餡を餃子の皮や春巻きの皮で包む。椎茸が苦手だった私は、自分の分だけ椎茸抜きにしたりしていました。
最終的には一緒に焼いたり揚げたりするのでまったく意味がなかったのですが・・・
その時だけはものすごく役に立てた気になったのです。
包んだだけなのに誇らしげに卓上へ運び、自慢する。そして褒めてもらう。そうやって、親子の絆を深めつつ、母親の味を知っていくのです。
これは代々受け継いで行くべきですよね!
私が大事にしたいもののひとつです。
という事で、今回のメニューは水餃子です。
気になる餡ですが、羊の肉を使用した水餃子にしたいと思います。
全然家庭的ではありません。。本格的です。
苦手な方が多い羊肉ですが、水餃子専門店で食べた時、衝撃を受けたのでぜひ紹介させてください。
羊肉とクミン、中国パセリの相性が抜群に良いのです!!!
ほんとに無理!という方は豚肉で代用して頂いても構いません。
【未知との遭遇】を、ぜひお試しあれ!!