【菓子まし娘のお菓子講座】クロワッサン・オ・ザマンド
菓子まし娘のクロワッサン・オ・ザマンド よもやま話
*作り方の方程式*
クロワッサン+アーモンドクリーム=クロワッサン・オ・ザマンド
弥生(以下 Ya):せっかく作ったクロワッサンが次の日になったら柔らかくなっちゃって、このまま食べてもおいしくないよね。捨てるのはもちろんもったいないし......もう一度焼いてパリッと戻す以外に何かないかなぁ~!?
村瀬(以下Mu):先生ちょうどいいところに!!
私アーモンドクリーム余っちゃったので、クロワッサンに絞って、クロワッサン・オ・ザマンド(アーモンド風味のクロワッサン)にしませんか??
典子:いいね~!!ナイスアイデア♪フランスでも見たけど去年くらいから日本でも流行り始めてるよね。クロワッサンにアーモンドクリームをはさんで&塗って焼くから、良い具合にもちっとして☆おいしいよね~!!私も手伝うよ!
夕子:最近クロワッサン食べてないなぁー。
朝ごはんにクロワッサンっていいよねぇー、カフェオレなんていれちゃって、フランス人気分♪ あのサクサクがたまらん!!そういえば、以前にフランス人の友人の家でお泊りした時に朝ごはんに前日買った、クロワッサンが出てきてフランス人はみんなカフェオレに浸して食べていたよ。それはそれで、サクサクはなくなったけどおいしかったなぁ~
Mu:カフェオレボールすごく大きいですよね!クロワッサンを浸して食べようと思ったらマグカップじゃ小さいですもんね~。
そういえばクロワッサンのこの定番のくるくるした形はどうしてあの形なんでしょう??
Ya:村瀬くぅ~ん!!勉強が足りません!「クロワッサン」=フランス語で「三日月」の意味だよ。
これの原形は、1683年、ウィーンのハプスブルグ家の守備隊が、攻めてきたオスマントルコ軍を撃退した後に記念として、トルコの旗印の三日月をかたどってつくられたパンだと言われているよ。当時は折り込み生地ではなかったけど、パリに伝わってから折り込み生地になったみたいだね。
麻紀:そうそう!弥生、詳しいじゃん!って先日行ったウィーンでガイドさんが言ってたね(笑)
日本では次の日まで置いてたらシナッとなってしまうけど、ヨーロッパだと次の日には内層のしっとりとしてる部分までパリパリになっちゃうんだよね~。空気が乾燥してるからかな?フランス人ってババとかサバランのようにシロップに浸した柔らか食感好きだよね。このお菓子は残ったクロワッサンの再利用品だからわかるけど、焼きたてのクロワッサンも浸しちゃうからね。これには驚きだったわ(笑)
Mu:なるほど~!!あっ。ナイスタイミングで焼きあがりましたね♪私のお腹のブザーもなったので食べましょう~(*>V<)♪
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