「アイアンシェフ」2/15 再起をかけてあのイタリアンシェフが登場!
2月15日(金)放送「アイアンシェフ」より
今回の「アイアンシェフ」のノミニーは、
以前、「料理の鉄人」で中華の鉄人・陳健一シェフを破った
イタリア料理の山田宏巳シェフが登場。
紆余曲折の末、再起をかけてアイアンシェフ・脇屋友詞シェフに挑みました。
そして、テーマ食材はそのときと同じ「キャベツ」。
イタリアンと中華の対決となれば
技術解説は、もちろん可児先生と吉岡先生です。
では【試合】について解説を始めましょう。
アイアンシェフ:脇屋 友詞氏
ノミニー: 山田 宏巳氏
テーマ食材: キャベツ
解説: 吉岡 勝美先生(中国料理)・可児慶大先生(西洋料理)
<キーワード>キャベツ
今回のテーマ食材は、キャベツ。
寒玉キャベツ、紫キャベツ、ちりめんキャベツ、芽キャベツと
それぞれに特徴のあるキャベツが用意されました。
寒玉キャベツとは、冬キャベツのこと。
年中出回っていますが、季節ごとで呼び名が違い、産地も違います。
春夏にとれるものは、高原キャベツと呼ばれます。
ちりめんキャベツは、ヨーロッパ原産。
肉厚で、生食よりは主に煮くずれしにくいため煮込み用に使われます。
ロールキャベツなどにぴったりです。
ちなみに、フランス語の「chou(シュー)」は、キャベツのこと。
シュークリームの形がキャベツに似ていることから
この名前がついているのは有名ですね。
⇒辻調のレシピより:シュー・ファルシィ
https://www.tsujicho.com/oishii/recipe/navi?CID=TJONCS0001&RECIPE_CD=s12010
<キーワード>春餅(チュンピン)
アイアンシェフ脇屋氏が作った炒合菜戴帽は、
その名があらわすように、炒めた野菜の上に、帽子のように卵を載せます。
そして、春餅(チュンピン)という小麦粉を薄く伸ばして
焼いたクレープのようなものに、巻いて食べます。
春餅は、中国の立春に食べる料理。
今回は、キャベツで色をつけ、祝い事にふさわしい仕上がりになっていました。
⇒辻調のレシピより:炒合菜戴帽
https://www.tsujicho.com/oishii/recipe/china/haochi/gomoku2.html
山田シェフの一品目は、前回にも出したというバーニャ・カウダ。
キャベツをそのままソースにつけて食べるだけ。
シンプルなだけに、素材を十分味わうことのできる料理です。
もともとは、北イタリア・ピエモンテ州の料理。
⇒辻調のレシピより:バーニャ・カウダ
https://www.tsujicho.com/oishii/recipe/w_food/italia/bagnacauda.html
<キーワード>ラヴィオリ(ヴィオローネ)
2枚の生地で詰め物をはさんだパスタのことで、
詰め物をしたパスタの総称として使われることもあります。
今回、山田シェフはキャベツの上に少し大きなラヴィオリ、
ラビオローネとトリュフを載せて煮込んだものを出していました。
山田シェフは、キャベツを中心に、なじみのあるイタリア料理をアレンジした感じに仕上げ、脇屋シェフは、春餅や宮廷風のスープなど、春の訪れを祝う、祝祭感のある料理でした。