"グレーテル"のスタジオから【太宰治の甘酒】
2月21日放送のグレーテルのかまど「太宰治の甘酒」はいかがでしたか?
3月になっても寒い日が続く今日この頃。
温かい飲み物が恋しくなります。
雪国育ちの太宰治は、なおさらだったかもしれませんね。
今回は、太宰治の「ダス・ゲマイネ」に出てくる甘酒を、米麹で作ります。
米麹で作る甘酒は、栄養価が高く、冬場、雪に閉ざされる北国の人々にとっては
大切な栄養源だったようです。
材料は、いたってシンプル。
お湯と、もち米と、米麹だけです。
そう、お砂糖は使いません。
が、甘くなるんですよ。不思議ですね。
麹?康史?が、頑張って甘くしますよ!(笑)
麹が頑張って働いてくれる温度、65℃くらいをキープしながら、混ぜ合わせます。
あとは、保温器にいれて待つだけです。とはいっても、6時間ほどかかりますが。
しかし、麹も働きすぎは注意!
時間がたったら、今度は発酵をおさえるために冷やします。
これで、味見をして甘みがOKなら出来上がり。
これまで、数々の難関スイーツを手掛けてきた
ヘンゼルには、ちょっと簡単すぎましたね。
なので、甘酒にそえるリンゴチップスもご紹介。
太宰治の出身地、青森にちなんだお菓子ということでリンゴを使ったものにしました。
しかし、これまた簡単。
シロップに漬けたリンゴを、レンジで数度温めるだけ。
ペーパーの上にきれいに敷いて下さい。
こちらは、金澤先生のお手本です。
その後、何やら怪しい黒幕が。。
これは、レンジの中を撮影しているところです。
ガラスに、いろいろなものが反射して写りこんでしまうので
こういうものを使って、きれいにレンジの中を撮るわけです。
できあがったスイーツを並べて
シズルといわれる、スイーツのカットを撮影。
お料理やお菓子の撮影は、時間との勝負。
今回は、その他に作った甘酒ゼリーにかけた黒蜜がポイント。
時間が経てば経つほど、滲んできてしまうので
そんなに時間はかけられません。
余談ですが、アイスクリームなどの回では
スタジオの室温を下げます。
ライトを当てると、氷菓子などは溶けるのが早いので
少しでもそれを緩和するためですが、寒いです。
なので、冬場には遠慮したいところですね(笑)。
今回も、きれいに撮影できました。
是非、みなさんも作ってみてくださいね。
では、また次回の「グレーテルのかまど」をお楽しみに。
--------------------------
『グレーテルのかまど』
毎週金曜日放送 21:30~21:55 【NHK Eテレ】
★辻調「グレーテルのかまど」ブログ一覧はコチラ↓
https://www.tsuji.ac.jp/hotnews/cat621/cat709/index.html
番組公式HPはコチラ↓
http://www.nhk.or.jp/kamado