あの「みをつくし料理帖」が戻ってくるのです!!: 撮影裏話 2
撮影が始まって1週間後くらいになればだんだんと全スタッフの息が見事にシンクロしてきます。それぞれに無駄な動きがなくなって見事な動きになっていきます。
音声の方、衣装の方、記録の方、照明の方、美術の方、製作進行の方、等々が監督の指示のもとで自分のやるべきことをきちんとこなしていきます。まさに「~組」という
ひとつのチームになっていくのです。このあたりが撮影現場の醍醐味のような気がします。
画として最適な“金柑の密煮”を盛る分量をどれぐらいにするか、を助監督の小川さん
とフードコーディネーター深澤さんと真剣に話し合う湯川先生。
本物の長屋みたいでしょ? セットです。道もつくられています。
じっと料理のシーンを待ちます。 その視線の先はこんな感じです。
「次の料理、3人前プラスできます?」 (小川助監督) どなた? 録音技師のマイクさん。
「う~ん・・・ いけそう?」 (湯川先生) (京都生まれの京都育ち、話すのは京都弁のみ)
「大丈夫です」 (山口)
これはあえて作った“食べ残し”状態の皿です。
これ、意外に難しいのです。
黙々とすごい人数分の料理を盛り付けています。
このうちの何皿かはほんとうにちらっと映りこむだけです。
細部にまで本格的に作っています。
助監督の小川さんと宗野さん。「お世話になりました!」