『落語食堂 らくしょく』開店!(26日目)
毎日新聞夕刊(関西版)6/3(火)号に掲載されている『落語食堂 らくしょく』!
今回のお噺は、「子ほめ」。
灘の酒と聞き間違えてタダの酒を飲みに来たアホな男のお話。
人を褒めてタダ酒を飲む方法を教わり、さっそく試してみようと町に出るが、
理解せずに使うものだからはちゃめちゃで、人の機嫌を損ねるばかり。
挙句の果て、今朝生まれたばかりの子に向かって「大変若い!」という・・・
何とかタダ酒を飲みたくて、子どものお祝いに行くという流れで
祝いをテーマにした料理を作ったのは、日本料理の木村栄至先生。
まずは、灘の酒「櫻正宗」で乾杯。
「器によって味が変わるので・・・」と素敵なお猪口たちから
吉坊さんに気に入ったものを選んでもらいました。
実は、お猪口もお酒を飲むらしい。
酒を吸ったらこんなふうに色が変わるんですって。
洗えばもとに戻るそうですが、
「そのうちお猪口も歩き出しますよ。チドリ足で・・・」
鳥の絵柄なだけに・・・最初からかっ飛ばしてます(笑)
さて、1品目はするめの天ぷら
魚のすり身を衣にしたものでしっとりした口当たり。
2品目は、するめと冬瓜の煮物
木村先生こだわりの、器の反射影もお楽しみください。
そして、鯛の姿焼き
「こんな料理出してもろたら、一生懸命ほめてしまいますね!」と吉坊さん。
鯛の姿焼きにと一緒に盛り付けられている梅干しや石にもちゃんと意味があるんです。
梅には、シワがよるまで達者に。
石には、歯はいつまでも丈夫で。
今回のお料理では、するめがあてにもなり、だしにもなり、随所で活躍。
「子ほめもすごいけど、するめもすごいですね。」
するめもこれだけほめてもらって本望です。
というわけで、レシピもぜひご覧ください。