「信長のシェフ」season2 第3話 撮影裏話
第2回目の放映は緊迫感あふれる内容でした。
歴史的にも有名な信長による比叡山延暦寺の焼き討ち。
信長の非情さを示す逸話として有名なものです。
「女、子供も焼き払え!!」と信長は、臣下の秀吉、勝家に命じます。
しかし、ケンはどうしても信長の本心なのか、どうかを信じることができません。
何か腑に落ちない感をぬぐいきれないのです。
そこで柴田勝家はケンに言います「では、お前が真意を確かめろ」と。
間者(スパイ)と間違われて濃姫(信長の側室)に囚われてしまうケン。
「お前は料理人でしかない」という夏の言葉に、
ケンは「俺は料理人なんだ!だから料理で勝負するんだ!料理でお館様の真意を確かめる」と料理を作り始めます。
そして、
ケンが信長に提供した料理“山ウドの『マリネ』『フリッター』『鴨肉巻焼き』”。
撮影があった時期はまだ山ウド(緑色)が市場には出回っておらず、
なんとか軟白栽培のウド(白)を入手していただき、
できるだけ陽にあて、光合成を利用して緑がかった状態にもっていきました。
キーは山菜なんですね。
濃姫が語ってくれた信長の山菜採りの逸話がケンにこの料理のヒントを与えたということです。
カツ飯も作りました。さらにはお好み焼きも。
これは寒い寒い小雪の降る琵琶湖畔で撮影されました。
セットの様子を少しお知らせします。
チーフカメラマンの津田さんと 田村監督と
バックヤードで。 イカの下処理を延々としています。
このイカ、いつ使ったのでしょうか? なんか記憶が混乱しています。
なんせ時系列に撮影されていかないですからね。
では来週の木曜日の夜も信長の難題をクリアしていくケンを楽しみにしてください。
■信長のシェフ
■毎週木曜日 午後8時~ (テレビ朝日系列)