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毎日新聞連載 -美食地質学入門- 第18講「岩ガキ」

新聞
美食地質学入門

2019.09.03

9月3月(火)の毎日新聞(夕刊)に「美食地質学入門」が掲載されました。
今回のテーマ食材は「岩ガキ」





巽好幸先生(神戸大学)と大引伸昭先生(エコール 辻 大阪)の対談は、石川県七尾市能登島を訪ねて海を背景に行いました。



能登島とを結ぶ「ツインブリッジのと」
※この周辺にイルカが棲みついて、観光スポットになっているそう。この海峡をイノシシが泳いで渡ったらしく、能登島にもジビエが。


自然豊かな能登島は東西で異なった顔を持ち、その境目には「湧水」(ゆうすい)が。
この「湧水」が後の対談のキーワードに・・・。



▲湧水(冷たい!)
「へ~、そんな風に能登半島は出来上がったんだ!」詳しくはぜひ本紙で。


さて、ゲストハウス「葉波」(Notojima Guesthouse HaNaMi)さんをお借りして対談です。
料理はエコール 辻 大阪の日本料理マスターカレッジ卒業生の川嶋亨氏が担当してくださいました。



▲ゲストハウス「葉波」


川嶋氏は来年1月に石川県七尾市内で「一本杉 川嶋」を開業予定ということですが、故郷を思う強い気持ちとともにお忙しい中快くご協力くださいました。また母校(エコール 辻 大阪)の学生たちに今までの自身の経験を話してあげたい、ともおっしゃっていました。



▲(右から時計回りに)「ポン酢ジュレがけ」「岩ガキフライ」「吸い物」




▲写真左から川嶋さん、巽先生、大引先生


使用した岩ガキは紙面にもある通り「民宿 花藤」のご主人のお孫さんが、この対談のために獲ってきてくださったそうです。

翌日には漁船で漁場まで連れて行っていただき、おかげさまで岩ガキのすみかと料理がつながりました。感謝です。



▲七尾南湾の岩ガキの漁場


巽先生が能登半島の成り立ちと岩ガキとの関係を、大引先生が料理の説明を、お酒もしっかり味わいながら対談は無事終了です。


続いて翌日には今回の日本酒の蔵元である株式会社農口尚彦研究所を訪問し、「酒造りの神様」農口尚彦杜氏の酒造りの現場を見学させていただきました。
ご本人にはお会いできなかったものの、80歳を過ぎてもなお酒造りへの情熱が衰えないとの説明を受け、感心するやら感動するやらで率直に「行って良かった!」



▲株式会社農口尚彦研究所





対談の詳しい内容は、新聞紙上及び毎日新聞ホームページをご確認ください。


次回のテーマは「戻りカツオ」
どうぞお楽しみに