『落語食堂 らくしょく』開店!(68日目)
2月6日(火)の毎日新聞(夕刊・関西版)に掲載されている「落語食堂」。
さて<らくしょく>スタートです!
今回の落語は、「首提灯」
屋台でご機嫌にお酒を飲んでいた酔っ払いが、中に刀を仕込んだ仕込み杖を買い、
何か切ってみたいと泥棒をおびき寄せ・・・
今回の担当は、日本料理 岡田裕先生。
実は、いつも吉坊さんとの対談前に料理写真の撮影を行っています。
こぼれた大豆がいい感じですね。
岡田先生はカメラマンさんと相談しながら盛り付けて行きます。
撮影した料理写真はこちらです。
3品中、2品は落語に登場した料理を再現、残り1品は岡田先生が考えたもの。
「正直、今回の落語は難しかったですね。途中でテンポがかわるので。」
ひねり出した料理、楽しみですね。
ちなみに、吉坊さんとの対談の中で今回の料理はすべて「酒のアテ」になる、という結論にいたりました 笑。
そのせいか、いつもより日本酒が進んだ吉坊さん。酔っ払いの男が登場する噺ですし、いいですよね♪
日本酒の紹介です。
神奈川県海老名市にあるお酒「恵」。
酒蔵がお米から作っているそう。
1品目は「こぼれ大豆旨煮」
これは「お豆のたいたん」から。
いいアテですね~。
2品目は「鰯からまぶし」
吉坊さん「お酒好きにはたまらないですねぇ。お酒とも合いますし、塩気がいい!」
岡田先生「オカラは湯せんでゆっくり煎りました。さよりと鯵は昆布じめに。
しみこんにゃくは、一度冷凍してから中をすかすかにしてから煮ました。とこぶしは3日間つけこんでいます。」
この手間が料理人は大事なんです。
3品目は「半助鰻蒲焼き」
頭をのせて、首を切られた様子を表現しました。
大根は梅酢で色づけて火事の様子を。中央にあるはじかみ生姜は刀を表現しています。
半熟卵の味噌漬けは「提灯」ですね。
岡田先生「江戸時代は丸めた状態で鰻を焼いていたんです。その後江戸は背開き、大阪は腹開きになりました。」
食べ応えのある1品です。
うなぎの頭をつかんでカメラ目線の吉坊さん。
とそこへ、先ほどの鰯を「箸休め」にどうぞと進める岡田先生。
吉坊さん「いやぁ、この鰯は箸が休まらない 笑。それくらい食べてしまいます。
アテ尽くしですね!」
今回の落語食堂はここまで!
くわしいレシピはこちらです。
次回もどうぞお楽しみに^^