『落語食堂 らくしょく』開店!(27日目)
毎日新聞夕刊(関西版)7/1(火)号に掲載されている『落語食堂 らくしょく』!
今回のお噺は、「崇徳院」。
若旦那の作次郎が薬では治らない重病に・・・よくよく聞くと娘に一目惚れしたとか。
娘を探し出せば作次郎の病も治ると、幼馴染の熊五郎が人探しに奔走する。
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わんとぞ思う~♪」
何とも、のどかなお噺。
お噺に出てくる生国魂神社から、
昔、生国魂神社の前でよく売られていたという蓮飯をテーマに料理を作ったのは、
日本料理の若林聡子先生。
「蓮ということで今日はれんこん尽くしです」と若林先生が言うと
「人生穴だらけっちゅうことですね。」と吉坊さん。
この素晴らしき食い気味の切り返し。関西人は恋に落ちますね。
そう、今回は恋のお噺です。
まずは"鱧の吸物"。
いつも蓋を開けた時に、いろんな反応をしてくれる吉坊さん。
今回は、吸物に添えられている緑の丸い断面をまじまじと眺める。
実は、これは若い柚子なんです。
この時期の季節感を演出するために若い柚子の実を。
こんなに小さな実ですが、しっかり柚子の香りがしていました。
そして"れんこんのおこわ"。
蓮の葉ってこんなに大きいんですね。
この乾燥した蓮の葉は、銅鍋で2日間かけて戻すそうです。
そして涼しげな"れんこん餅のかき氷"。
「出会いの場がお茶屋さんだったので・・・」と
お茶屋をイメージした粋なメニュー。
蓮の葉を器にしたくて、この絶妙な大きさの蓮の葉を探し回ったという若林先生。
この葉は、和歌山の公園からやってきました。
これで終わりかと思いきや、
若林先生、自らお茶をたて始めました。
何のご縁か、若林先生が初めてお茶会に参加したのが
お噺に出てくる生国魂神社だったそうで、そこで使った茶器を披露。
ところで、この日の吉坊さんの御召物にはカエルが。。。
そして、対談終盤は、蓮の葉を被って。。。
真剣な顔で語っていらっしゃいます(ー_ー)!!
どうやら蓮の葉をお気に召されたようで
対談終了後も自分撮りに余念がありませんでした。
おしまい。
今回のレシピはこちらから。