『落語食堂 らくしょく』開店!(28日目)
毎日新聞夕刊(関西版)8/5(火)号に掲載されている『落語食堂 らくしょく』!
今回のお噺は、「淀の鯉」。
船嫌いの板前 喜助を船遊びに同船させるため、お酒に酔わせて連れ出す。
ところが酔っぱらっても船の上。震える喜助は包丁を川に落としてしまう。
一方、川の中では船の様子を伺っていた鯉が、日頃の恨みと、
落ちてきた包丁を持って人間界逆襲のため飛び上がるが・・・というお噺。
お噺の舞台となる川にちなんで、川魚料理を作ったのは、
日本料理の松島愛先生。
今回のお噺に出てくる白菊にかけて
白菊水という井戸水を使ったお酒「神聖」で乾杯。
取材後に「舞のお稽古があるんですけど・・・」という吉坊さん。
かわいいイラストが描かれたお酒の瓶にテンションが上がっております(笑)
まずは、"どじょうの煮浸し"。
お噺の中で、鯉が包丁を持って船上に飛び上がる姿をイメージして、
「かんぴょうをはち巻きにしてみました。」と松島先生。
さすが、芸が細かいです。
続いて、"どじょうのから揚げ"。
どじょうを生きたまま揚げると、一瞬油の中を泳ぐのでヒレが広がるという。
「少しかわいそうな気もしますけど、生き生きしたどじょうの姿を
噛みしめながら美味しく食べられるんです」という松島先生の説明を聞きながら
「髭までついてるやんっ!」と吉坊さん
ほどよい苦みに、「苦いものが美味しく感じるようになると大人?
いや、おっさん?だよね~」と語り合います。
ちなみに、吉坊さんが大人になって食べられるようになった食べ物は
ウニらしい。 贅沢を知ってしまったのですね。
最後は、"しじみご飯"
しじみご飯を食べながら、喜助ってどんな料理人だろうと空想する。
昔は10代から修行をしているだろうからきっと30代前後じゃない?
皆にかわいがられてそう。
でも「あの人は俺の料理をわかってくれる」とプライドも高いんだろうな~
ものすごく口が軽かったりして・・・
想像の世界は無限ですね。
本日もごちそうさまでした!
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