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『落語食堂 らくしょく』開店!(40日目)

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落語食堂

2015.09.01

毎日新聞夕刊(関西版)9/1(火)号に掲載されている『落語食堂 らくしょく』!
今回のお噺は、「皿屋敷」。

皆さんご存知の幽霊になったお菊さんがお皿を「一枚、二枚...」と
数えて十枚あるはずの皿が九枚しかないという怪談話に、
楽しいオチがついているお噺。

暑い季節にぴったりの怪談話、でも料理は登場しない。。。
このお噺に挑んだのは、日本料理の村島弘樹先生





まずは、お噺の舞台が播州赤穂ということで
兵庫県産のお酒で乾杯。





1品目は、「菊花とルーコラのお浸し」





「ルーコラの苦みといちじくの甘みが絶妙なバランスですね。」

ルーコラは西洋料理によく使われる野菜ですが
だしといちじくとのバランスがとても美味な一品。
ルーコラと菊のコントラストもきれいです。





菊は、お気づきの通り"お菊さん"にかけて。


次は、「あこうの湯洗い」





播州赤穂にかけて、アコウの刺身です。
アコウの本名はキジハタですね。

「もともと身がしっかりしていて固いので
湯に通すことで少し柔らかい食感にしました。」と村島先生。

さらに、
「怪談話は生ぬるいイメージなので、
湯に通して生ぬるさも表現しました。」

村島先生、ちょいちょい挟んできますね(笑)





しかしこの一皿、それより何より
吉坊さんのお皿には、さり気なく添えられた
かぼちゃの飾り切りが。。。





なんと、チョウチョでした。





「季節外れですが、お菊虫にちなんでチョウチョを。
は何回やっても蛾にしか見えなくて、
かぼちゃ1個分くらい練習しました(笑)」





「まさかここまで蝶がクローズアップされるとは。。。」
と照れる村島先生。

その横で吉坊さんは必死に撮影されておりました。





最後は、「九米おこわの海鮮あんかけ」





なんと!9種類の米を使ったご飯です。

九米(まい)=九枚
・・・お菊さんのお皿は九枚しかありませんでしたね。

皆さん、お米を9種類言えますか?





「7つまではすぐに出てきたんですけど、
あと2つが難しかったですね。」と言いながら
村島先生が1つ1つ紹介していきます。






白米、赤米、黒米、緑米、発芽玄米、そば米、もち米、
そして村島先生が苦心して探した、香り米と餅粟。

香り米は少し香ばしい匂いがするとか。
「ん??」と首をかしげながら吉坊さんがくんくん。





そして餅粟、これは中国名で"黄米"というそうです。

「餅粟が"黄米"でなかったら、今回の構想はアウトでした(笑)」

とにかく無事に九米そろってよかったです。ホッ。


そしてそして、
「皿が1枚なくなっているので、"ひと手間"入れて完成させたくて、
海鮮あんかけにしました。」と、海鮮あんが登場。





素敵な演出ですね。





「うまっ!!」と吉坊さんがうなる。





締めには、
「"九米おこわ"なだけに"お~こわ(怖)っ"」と。
・・・・・。( ̄▽ ̄)

本日もありがとうございました!


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