第13回ガレット・デ・ロワ コンテスト エスポワール部門で学生が1、2位を受賞!
11月11日、今年もクラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ主催の、第13回「ガレット・デ・ロワ」コンテストが都内で開催されました。
昨年に引き続き、学生が参加するエスポワール部門で、エコール 辻 東京の学生が1、2位を受賞しました!
優勝した、辻製菓マスターカレッジの山下 咲子さん(左)と
2位の辻製菓技術マネジメントカレッジの高林 奈美(右)さん。
二人は、今回のガレット・デ・ロアへの参加を通じてとても仲良しになったとか。
最終審査までの約2ヶ月ほど、放課後、構内選考を通過した学生で何度も練習を重ねてきました。もちろん、上手く焼ける日もあれば、全然思うようにできない日もあったけれど振り返ってみれば、仲間と一緒に、楽しく練習できたそうです。
授賞式で
山下さん
高林さん
自分に自信をつけたくて、このコンテストに応募したという二人ですが、実際に結果がでるまではまさか受賞するとは思っていなかったと話していました。
ガレット・デ・ロワといえば、ナイフで刻まれるその模様が魅力ですが、山下さんは、エコール 辻 東京の過去の受賞者の作品を参考にしながら、伝統的な図案、麦や太陽、月桂樹といったモチーフの中から選んで自分の作品を考え、高林さんも、シンプルで他の人からもわかりやすいものを考えて作りました。
山下さんの作品
山下さんは
「練習の期間は、土口先生がずっとついて教えてくださったり、他の先生方も代わるがわる見に来てくださったりしました。ナイフの入れ方も、まっすぐタテに入れる場合、楕円、S字と使い分けることによって、焼いた際の葉脈の開き具合が変わってくるなど、細かなアドバイスももらいました。審査の講評では、生地の層の出方であったり、レイエについてもまだまだレベルアップする部分について、審査員の方からご指摘はいただきましたが、約3ヶ月、同じお菓子を作り続けるということが初めてで、またそれを極めていけることがとても楽しかったです。今回、自分の力を試してみたいと思って参加したコンテストですが、これからもコンテストなどに参加できるようなパティシエを目指して頑張りたいと思います。」
と話してくれました。
山下さんは、来年フランス校へ進学することが決まっています。
高林さんの作品
高林さんは
「コンテストには、自分に自信をつけたいのもあって応募したんですが、まさか通るとは思っていませんでした。レイエの繊細さに魅力を感じていたのと、何回も折り重ねた生地があんなにきれいに層がでるのはぜだろうと、興味を持って、一年のころから出たいと思っていました。また、いつか今回競ったメンバーで、また競えたら楽しいな。と思います。卒業後は、ブーランジェリーに就職が決まっていますが、お店にいらっしゃる老若男女のお客様、みなさんに美味しいと感じてもらえるような商品が作れるようになりたいと思っています。」
二人とも、今回のコンテストの参加を通じて、またお菓子作りの新たな魅力も感じることができたようです。
受賞者は、年明けクラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワで行われる公現祭の式典内での表彰式に参加します。あらためて、賞状も授与され、そこでは、受賞者も含め、会員シェフによるさまざまなガレット・ガレット・デ・ロワも披露されるのだとか。それも、また楽しみですね。
おめでとうございました!