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『国立祭 ザ・ラスト・デイ』開催。エコール 辻 東京の33年の歴史に幕

エコール辻東京
辻調理師専門学校 東京

2024.02.06

2024年2月2日~4日にかけて最後の国立祭が開催されました。


今年の国立祭のテーマは「温故知新」~ Food tradition and innovation ~
2日と3日はテーマに沿った料理をエコール 辻 東京で学んだことの集大成として、
各クラスで協力してつくり、日ごろお世話になった方や学校関係者に向けて振舞われました。


料理の他にもアメ細工などの作品展示で自分たちの成長を見てもらいました。

そして2月4日は『国立祭 ザ・ラスト・デイ』が開催されました。
エコール 辻 東京は1991年に「エコールキュリネール国立」として開校しました。
2007年に親しみを持った略称として定着していたエコールを残し、学校名を「エコール 辻 東京」に改名しましたが、開校以来33年の月日が経ちました。そしてこの度、エコールの歴史に区切りをつけることとなり、2024年春に小金井市で開校する「辻調理師専門学校 東京」にエコール・スピリットを引き継ぐこととなりました。

『国立祭 ザ・ラスト・デイ』は通常の国立祭とは異なり、エコール 辻 東京の卒業生の方々を対象に
当時授業を受けていた校舎の見学、懐かしい先生との会話など、
最後のエコール 辻 東京を存分に楽しんでもらうイベントとなっています。
まさにザ・ラスト・デイです。


入口には93年度募集時のパネルを展示。
ポスターには設立当時の『エコール キュリネール 国立』という校名。
カレッジ名も違いますが、よく見ると辻のロゴに並ぶ学校名も今は見ないものもありますね。
改めて歴史の長さを実感します。


朝一からビュッフェ用の食事を仕込む学生達。
エコール 辻 東京最後の日に先輩へ向けて料理をつくる。外からでもわかるくらいの緊張感です。


10時の受付前からたくさんの卒業生にお越しいただきました。
様々なところから久しぶりの校舎を懐かしむ声が聞こえてきます。


コンピトゥム(辻調グループの卒業生と在校生で構成される校友会)のブースではプレートとピンバッジ。

そしてその教室の横では
本日のメインイベントの1つ。卒業生の講習会が開催されました。

オー・ギャマンド・トキオの木下 威征さん

虎白の小泉 瑚佑慈さん

オクシタニアルの中山 和大さん(写真右から2番目)
中山さんと馴染み深いアディクト・オ・シュクルの石井 英美さん(写真左から2番目)
同じくパティスリー・モアオシィの高浦 智さん(写真左端)
中山さんと石井さんの当時副担任だった宮田 至康先生(写真右端)

オー・ギャマンド・トキオの木下 威征さん、
虎白の小泉 瑚佑慈さん
オクシタニアルの中山 和大さんから各約90分の講習を行っていただきました。
皆さん在学時や卒業してからのエピソードをお話しいただきました。
見ている側も卒業生。在学時のエピソードでは笑い声も。
終始アットホームな暖かい講習会となりました。


こちらはビュッフェブース。
かなりの賑わいを見せています。久々の再会を楽しむ声と当時の思い出話で会場は湧き上がっています。

ビュッフェブースでは在校生がサービスを行います。緊張が伝わってきますね。



この日だけは特別に、休店中の製菓店「アトリエ 辻 東京」もオープン。
寒い中たくさんの方々にご利用いただきました。



こちらではエコール 辻 東京の歴史を展示。
1期生の入学要項、パンフレットも展示されていました。
書かれている内容はもちろんデザインからも歴史を感じます。

こちらは当時の募集広告。
『遠いパリより、近くの国立。』
『母さん、僕はJRに乗って、シェフになるんだよ。』
凄く印象的なキャッチコピーです。


そして辻 芳樹校長から挨拶。
1991年から続く歴史に幕を下ろす時が来ました。
歴史と思い出の詰まったエコール 辻 東京。皆抱える思いは様々です。

最後にこの日集まった卒業生、在校生、職員で記念撮影。
待ちきれなかった卒業生から「写真撮ってください」との声が。

皆さん素晴らしい笑顔です。

33年の歴史に区切りがついたエコール 辻 東京。
そして今年4月、小金井市から新しい歴史が始まります。
これからは辻調理師専門学校 東京をよろしくお願いします。