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連載コラム それゆけ!じゃぱに〜ずクッキング♪
はじめまして。ぼく鯛の鯛です。鯛の胸びれの付け根あたりにある骨です。よろしく〜。突然ですが、みなさんは自分の生まれ育った国についてどのくらい知っていますか?小学生でも英語を勉強する時代、外国人と接する機会はどんどん増えます。おいしい食べ物は万国共通!簡単な料理を紹介するだけで、言葉の壁を越え、相手との距離がぐんと縮まるきっかけになるかも!ここでは、日本料理のあんなこと、こんなこと、辻調の先生たちにオモシロイ情報を語ってもらいましょう。
フランスで日本料理……豚肉の生姜焼き編
   豚肉の生姜焼きって、ご飯のおかずにはもってこいの料理ですよね。豚肉タップリで玉ねぎやピーマンも炒めて、ポテトサラダも添えて、きわめつけはせん切りキャベツ!生姜焼きのタレがキャベツにからむと最高です。このコラボレーションはうまく豚肉のおいしさを引き出してくれますね。
   生姜焼きの肉は豚肉の中でもロース肉が一般的です。またその肉は、薄切りであったり、ステーキのような厚切りであったり、好みが分かれます。薄切りの肉は日本では普通に量販店で売られていて、当たり前のように使っていますが、フランスでは売ってないのです!以前フランス大使館で勤務していたとお話しましたが、
その時、大使に豚肉の生姜焼きを作ってさしあげようと思い立ち、近所のスーパーマーケットに行きました。でも、売っている豚肉は固まり肉かミンチばかりで、薄切りがありませんでした。仕方なく固まり肉を購入して包丁で薄切りにしました。包丁で肉を薄切りにするのは難儀します。肉そのものがグニュグニョ動いて厚みが定まらないからです。それ以来、フランスでは生姜焼きを封印しました。もちろん帰国後は封印を解除し、お弁当に入れるなどして作っています。
   この料理の味つけはシンプルにするならば、濃口醤油・みりん・日本酒・おろし生姜を甘辛い味に調節し、フライパンでからめるように炒めればよいだけです。およその割合は、濃口醤油1:みりん1:日本酒1に、おろし生姜適量です。甘口が好みであれば砂糖を少し入れ、ピリカラが好きであれば一味唐辛子やカレー粉などを加えます。また、まろやかな味にしたいなら、出来上がる直前に卵黄を入れて余熱で火を通すようなイメージでからめるといいですよ。
   それと、最後に一言!皆さんは豚肉の生姜焼きにマヨネーズはかけますか?私は、かけます!


それゆけ!じゃぱに〜ずクッキング♪

このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ 豚肉のしょうが焼き

なにわのB級グルメ!粉もん大好き!
人物 橋本 宣勝
  辻調の御言持(みことも)ち
人物 重松 麻希
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