【豆知識】
鬼のつく料理名
・鬼殻焼き・・・伊勢海老、車海老などを殻つきのまま照焼きにした料理。その姿と焼き上げた色からいう。
・鬼そぼろ・・・「そぼろ」とは魚、海老、鶏肉などを細かくたたき切りして、炒りあげたもので、粗めにたたき切りして、炒りあげたものを「鬼そぼろ」という。「そぼろ」の「そ」は「粗・そ」(粗め)という意味。ごく細かくたたき切りしたものは「おぼろ」と呼ぶ。
鬼のつく調理器具
・鬼おろし・・・おろし器の一種で、竹製の目の粗いおろし器。おろすと言うより削る感じに仕上がる。素材の繊維をきらずにおろすことが出来るので繊維質たっぷりの粗めのおろしができる。
・鬼すだれ・・・巻きすの一種で、竹を三角形に削って、厚焼き卵などに波紋の模様をつけるもの。
・鬼お玉・・・先割れスプーンのお玉版ともいうもので、昔は荒物屋や金物屋の定番で、たいていの家庭の台所でよく見かけたお玉。うどんなどを一度に大鍋で煮た後、うどんを器によそう時に、うどんをお玉のとげの部分で引っ掛けて入れ、汁もお玉の反対側の水分をすくう部分で、器に入れることができるという優れもの。
鬼のつく素材
・鬼おこぜ・・・カサゴ科の海魚。体長約20センチメートル。奇妙な形で鬼を思わせるところからの名称。口の先は上方を向く。背びれにあるとげは堅く、毒腺があるので刺されると激痛をおぼえる。
・鬼くるみ・・・くるみの一種。果実は径約3センチメートルの球形で密に毛におおわれ、殻には深いしわがあり非常に堅い。材は家具・器具材とされる。
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