加納 : 「うーん……。羊羹って感じでもないなぁ。紅白まんじゅうもなぁ……。」 |
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齊藤 : 「加納先生どうしました?さっきから悩んでるみたいですけど?」 |
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加納 : 「実はもうすぐ結婚式なんだよね。」 |
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齊藤 : 「地元の友人ですか?」 |
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加納 : 「……う、うん、そうなんだけど……なんかつまんない……。」 |
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立嶋 : 「齊藤は、まだ分かってないなぁ。『えっ!!まさか加納先生ご結婚すか?』とか言ってあげないと^^。で、何悩んでるんですか?」 |
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加納 : 「友人の結婚式の引き出物で、友人達と一緒に洋菓子の焼き菓子詰め合わせを作るのね。やっぱり和菓子職人として和菓子も何か作りたいなぁって思うんだ。でも、地元の岐阜まで運ばないといけないし、予算のこともあるし、日持ちのこともあるしって考えると焼き菓子がいいんだよねぇ。」 |
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立嶋 : 「ピッタリのものが和菓子にもあるじゃないっすか! 洋風の焼きまんじゅうが^^。洋菓子の焼き菓子詰め合わせの中の1つに加えたらいいんじゃないっすか?食べてみたら、中に餡が入ってて、きっとみんなビックリしますよ。」 |
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齊藤 : 「それってアーモンドまんじゅうのことですね?黄味餡とチョコの相性もバッチリだし、アーモンドの香ばしさと餡の甘さのバランスもいいですよね。」 |
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加納 : 「あっ!それスピーチで使う!!『どうか彼女を優しく包み込んでください、そして甘いおまんじゅうのような家庭を作ってください。おいしさの秘訣は、生地(新郎)と餡(新婦)バランスです!』ってね。どう?いいでしょ?ねぇどう?」 |
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重松 : 「びみょ〜。」 |
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立嶋 : 「今回は生地の周囲にアーモンドを付けて焼きましたが、ココナッツをつけてもいいし、生地にココアパウダーを入れて、ココア風味にしてもおいしいですよ。」 |
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