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連載コラム おやつ!おかし!和菓子!
加納 「2人とも、お菓子作るよ!何食べたい?」というS和菓子助教授の言葉に誘われて、何気なく写真撮りを始めた和菓子班 加納みどり立嶋穣。実は自分たちのつくったお菓子がホームページにのるなんて、夢にも思っていませんでした。そんなこんなで始まった、楽しい和菓子コラムをどうぞお楽しみください! 立嶋
芋きんつば

芋きんつば

「さつま芋を使った簡単で
おいしいお菓子を教えてください」
男子生徒

加納加納: 「♪落ち葉が舞い散る秋……」

立嶋立嶋: 「なんかイメージ違うんですけど」

加納: 「芸術の秋・スポーツの秋・そしてなにより」

立嶋: 「食欲の秋ですよ!」

加納・立嶋: 「という時期に紹介するはずだったんですが、なかなか忙しくてホームページどころではなかったのです。お許しください」(筆者も大変、大変忙しかった!!)

加納: 「今回は芋きんつばをご紹介します」

立嶋: 「このきんつばはあんこを使ったふつうのきんつばより、万人受けすると思いますね」

加納: 「あんこが苦手っていう人はときどきいるけど、おイモがキライっていう人は少ないからね」

立嶋: 「作り方も簡単ですよね」

加納: 「ホットプレートかフライパンさえあれば、あなたも立派なきんつば職人!」

立嶋: 「生地をつけて焼く作業がとても楽しいですよね。ところで『きんつば』ってどういう意味なんですか?」

加納: 「待ってました!剣道やっている私が答えられないわけがないじゃない。『きんつば』の『つば』は刀の鍔(つば)のことなの。だからもとは丸い形で、表面を指で押して形をつけて本物の鍔に見立てていたみたいよ」

立嶋: 「じゃあ、なぜ今のものは四角いんですか?」

加納: 「そこははっきり分からない。作業性がいいからじゃないかなぁ」

立嶋: 「きんつばが江戸で生まれる前に、京都に『ぎんつば』っていうお菓子があったようですよ。うるち米の粉を練って餡を包んで焼いた、丸い形のきんつばのようなお菓子みたいです。『きんつば』っていうようになったのは、江戸っ子が金を好んだからだとか、江戸が金貨中心に経済が動いていたためとかいろいろ説があります」

加納: 「これこれ、本をそのまま読んではいかん」

立嶋: 「すんません」

S和菓子助教授: 「さぁ、前置きはこのくらいにして、そろそろ作ったら?」

加納・立嶋: 「はーい」

おはぎ作る?

このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ 芋きんつば

和菓子班の看板娘
人物 加納 みどり
ラガーマン(だった)
人物 立嶋 穣
辻調の御言持(みことも)ち
人物 重松 麻希
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