加納: 「葛粉を使って……ということは、またまた夏がきましたねぇ?立嶋先生!」 |
|
立嶋: 「はい。大阪のあつーい夏が!ところで、皆さんは、葛粉の原料はマメ科の多年草である葛の根だって知ってますか?」 |
|
加納: 「おーい、立嶋せんせ〜い、誰に話してますか〜?」 |
|
立嶋: 「もちろん。このサイトの多くのファンの皆さんにですよ(^^)」 |
|
|
この葛の根をローラーで細かく砕き、 水洗いと沈殿を繰り返し、 乾燥させると葛粉ができます |
加納: 「あ、納得。葛粉が葛の根からできているってことは知っている人も多いと思いますが、葛の根は実際見たことはないかも。授業で生徒に実物見せるとみんな驚くもんねぇ。そうだ!ちょっと立嶋先生、葛の根の写真あったよね?見られるようにして欲しいなぁ。ファンの人たちのために!」
立嶋: 「あっ、いいっすねぇ。じゃあ、ここに貼り付けておきましょう。」 |
|
加納: 「さっすが!よろしく。ではここで、葛粉のちょっとしたウンチクを一つ。葛の根には発汗作用があり、解熱効果があるといわれます。ほら、風邪薬に葛根湯(かっこんとう)ってあるでしょ。あれは、この効果を利用したものらしいです。さらにもう一つ。夏から秋に咲く葛の花は、かすかに甘いワインの香りがするんだよ!」 |
|
立嶋: 「ワインの香りって、加納先生ワイン飲まないじゃないっすか。ホンマですか?」 |
|
加納: 「う、うーん。本に書いてあったから、たぶん本当だと……ねぇ?ワイン大好き重松先生!」 |
|
重松: 「私もワイン飲まないもん。そもそもお酒飲まないんですよねぇ……。葛はつる性植物なので、線路や川の土手の補強として植えられたようです。ということは、山に行かなくても、街の中でも、少し探せば巡り会えるのかもしれませんよ。皆さん、探してみてください。そして、その香りを教えてください。」 |
|
加納: 「今回のお菓子は作業工程も楽しいし、中餡もご紹介している抹茶餡と紅色の餡以外にもいろいろアレンジができるので、ぜひ挑戦してみてください。」 |
|
立嶋: 「生地に薄く色を付けてもおもしろいですよ!」 |
|