加納: 「夏の和菓子といえば何?立嶋君」 |
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立嶋: 「えー、何すかね?夏はあんまり和菓子食べないっすから」 |
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加納: 「話終わっちゃたじゃない!」 |
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立嶋: 「冗談ですよ。水ようかんって言ってほしいんでしょ」 |
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加納: 「そう、水ようかん!思い出すなぁ。子供のころ、佐藤さんからお中元で届くと嬉しくってネ。見たことのない佐藤さん、大好きだった!」 |
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立嶋: 「佐藤さんって誰ですか?確かに僕の家にも水ようかんはよく届いてましたよ。うまかったすよねぇ」 |
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加納: 「取り合いしてよく兄弟げんかになったなぁ。懐かしいなぁ……」 (思い出に浸る加納) |
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立嶋: 「あのー、早く本題に入りましょうよ。加納先生の思い出の水ようかんもいいですが、今回紹介する水ようかんはあっさりして、口溶けがよく、作り方もポイントさえ押さえていればすごく簡単!」 |
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加納: 「材料も少ないしね。最近は和菓子屋さんで餡も計り売りしてくれるよね」 |
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立嶋: 「青竹に流したのを売っているけど、みんな食べ方で悩みますよね。プラスチックのは、プッチンプリンみたいになってますけど」 |
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加納: 「そうそう、本物の青竹に流すと、竹のよい香りもするし、清涼感もあって素敵なんだけど、食べ方に悩むよね。じゃあ立嶋君、ここでみんなに説明してよ」 |
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立嶋: 「えー、では、ご説明いたします。まず、竹の底に 穴を空けましょう。次に、表面から 一気に吸い込みます。これがなんともうまい」 |
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加納: 「それって、女の人は人前でやりにくい方法かもよ。他にも、穴をあけたところを手のひらでたたくとか包丁で竹を縦に割ってもいいよ」 |
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I和菓子助教授: 「水ようかんは材料が少ないからこそ、水分が多いからこそ、餡の味が大事だからな。早くしないと夏が終わっちゃうぞ!俺の夏がぁーーー!」 |
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加納・立嶋: 「今成先生初登場!」 |
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