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フランス校のあるリヨン近郊では「ビーニュ・ド・リヨン」と呼ばれカーニバルの時に食べられているお菓子です。カーニバルとはもともと「肉よさらば」ということで断食修行で肉、乳製品、卵を食べない期間に入る前に存分に食べよう!という事で行われていたそうです。乳製品、卵を食べつくすメニューといううことで、ビーニュやクレープなどを作りその期間に入ったようです。ビーニュは揚げるとプクッと膨らみ美味しそうに色が付きます。 |
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辻調グループ校 洋菓子助教授 |
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瀬戸山 知恵美 |
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SETOYAMA CHIEMI
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■カーニバルのお菓子
カーニバルで食べられているヨーロッパのお菓子をご紹介します。ニースではガンス(飾り紐)、ラングドックやピレネー地方ではオレイエット(耳を覆う形をしたもの)、リヨンではメルヴェイユ(素晴らしいもの)もしくはビーニュ・ド・リヨン、ドイツ南部やウィーンではファッシングスクラップフェン(ジャムを中にいれた穴のないドーナツ)、ドイツ北部ではベルリーナ。カーニバル以外の時期にももちろん食べられています。名前も形も違いますが全部揚げ菓子です。
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■何で揚げ菓子?
カーニバルといえば、リオやヴェネツィア、フランスではニースが有名です。たくさんのお客さんが来てもどんどんお菓子を作れる!!ということでお祭りにはげ菓子のようです。他に春になる喜びを揚げ菓子の色=黄金色(太陽の色)の色と表現します。作り方の本にも黄金色に揚げると書いてあります。
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