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このコラムは「家庭でできる美味しいパン作り」をテーマに、簡単に手に入る道具や材料を使ったパン作りを紹介します。パン作りの面白さに引かれた三人の会話の中で、作り方のポイントや秘訣を伝授。タイトルの「ベンチタイム」はパン作りに大切な生地を休める時間のこと。気楽に作れるパンをイメージしてつけました。 |
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松田(以下M):
今回、家庭製パンの定番「テーブルロール」を作りたいと思います。
実は、ヨーロッパのハード系の小型パンや、バターロールを代表とするソフト系の小型パンもテーブルロールと呼ばれているのです。紹介するテーブルロールは、朝食やサンドウィッチなどで用途の広いバターロールです。
福知(以下F):
へー、テーブルロールっていうのは食事用の小型パンの総称なのですね。私はいつもテーブルロールを食べる時、ちょっとだけトーストしてバターで食べるのですけど、他に何かおいしい食べ方ってあります?
古村(以下K):
焼きたてのパンが朝食に食べられるなんて嬉しいよね! 特にロールパンは食べやすい大きさで大好きです。自家製のジャムがあればもっとステキ!!
M:
日曜の午後に気軽に作れて、月曜日の朝食に手作りパンが食卓にのぼる。考えただけでステキですね。僕がテーブルロールを食べる場合、そのままでおいしい状態だったらバターをつけていただきます。時間がたったものは、フレンチトーストで食べるかな。
F:
テーブルロールでフレンチトースト! 私は食パンでしかしたことがなかった!今度ぜひ食べてみます。でも、今回のテーブルロールの分量で12個できてしまうのですよね・・・。多くないですか?
M:
福知先生、量を減らせばいいという事でもないのですよ。おいしく作るにはある程度の量が必要です。でも家庭のオーブンで12個も一気に焼けないよね。そういうときは、成形のあと、乾燥しないようにビニールなどをかけて、半分を冷蔵庫に入れて発酵を遅らせるといいよ。
K:
あ、そうか!パン生地を冷蔵庫に入れても大丈夫なんだ。パン生地は冷やしてはいけないものだと思っていたから、冷蔵庫に入れるなんて考えたことなかった。この方法を使えば全部おいしく焼けるね。
F:
以前テーブルロールを作った時、巻きめが裂けたように焼きあがったことがあったけどなぜでしょう?
M:
原因は二つあると思います。ひとつは、成形のとき生地をひっぱって巻いたか、あるいは発酵不足が考えられますね。
K:
色々ポイントが分かってきたね! おいしいパンをイメージしながらテーブルロールの計量をはじめましょうか。
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