OSAKA

辻調理師専門学校

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フェスティバル 招待者食事会 ~中国料理マスタークラス~

中国料理
調理技術マネジメント学科

2025.03.05

大家好!(ターチャーハオ)、皆さんこんにちは(^^)
つい先日、3月1、2日に、辻調フェスティバル2025が開催されました。
このブログを見てくださっている方の中にも、ご来場くださった方がいらっしゃるかもしれません。
ご来場いただいた方々は、調理の料理、製菓のお菓子を、お楽しみいただけたでしょうか?

フェスティバルは終了しましたが、今回は2年生の中国料理マスタークラスのフェスティバルまでの
仕込み・当日の様子などについてほんの少し、紹介します。

調理技術マネジメント学科では、1年生は各クラスで提供したい料理を話し合い、
1つ(複数の場合もあり)に決めてお客様に提供しますが、
2年生になると料理専攻が日本・西洋・中国と分かれるので、
保護者の方や友人、お世話になった方などを招待し、
各専攻・クラスごとに「コース料理」を提供する「招待者食事会」を実施します。

招待者食事会で提供する料理は、これまでにレストラン形式のシミュレーション実習などで
学生が作ってきた料理から学生たちが話し合って選び、1つのコース料理に仕上げています。
料理は大まかに「前菜→メインの料理(スープ、炒め物、煮込みなど)→点心」の流れで提供します。

こちらはフェスティバルに向けた練習風景です。
この日はマーボードウフ、牛肉の炒め物、点心を練習しました。
<マーボードウフ>




料理ができ上がる直前に温めておいた器を出してから、料理を盛り、
熱々の状態で提供できるよう調理場内で連携しています。


花椒粉(ホワジャオフェン)を振りかけてでき上がり。


その後は学生・教員で食べて味、調理工程に問題がなかったかなど確認します。

<点心>

<牛肉の炒め物>


調理だけでなく、サービス役にも注目してみます。
こちらは、料理名の中国語発音を確認するための、料理名の一覧です。
中国料理のレストラン形式のシミュレーション実習では日頃から、料理名を中国語と日本語で説明していて、
フェスティバルでも同様に中国語と日本語両方で説明を行うために練習していました。

サービス役はお客様に料理を提供する直前に、厨房内でこのメモを見て発音の最終確認をしています。

今回のフェスティバルでは、料理を提供するだけでなく、
"どのような思い=ビジョン"をもって食事会を実施するかについても決めていました。
ロングホームルームや、実習のミーティングでも話し合いを続けた結果、
中国料理マスタークラスのビジョンはこちらになりました。

ここからはフェスティバル本番、当日の様子です。
朝、お客様を迎えるために準備するサービス役の学生たち。



朝の全員での打ち合わせ、コース料理提供中の厨房内の様子。

本番では、学生はこれまでの成果を出し切れたのではないかと思います。
成功したことも失敗したことも、すべて、
学生たちの今後にいきていく貴重な経験の一つとなっていると、うれしいですね。

※これまでの、2年生のシミュレーション実習の概要、前期の授業の様子は以下でご覧いただけます。
本物のレストランさながら!シミュレーション実習の様子│辻調理師専門学校ブログ│辻調理師専門学校 - 調理と製菓を学ぶ大阪の専門学校

サービス役が料理名を中国語で発音し、
それを中国語教員がチェックする取り組みについては、以下でも紹介しています。
料理のための外国語?!│辻調理師専門学校ブログ│辻調理師専門学校 - 調理と製菓を学ぶ大阪の専門学校

~プロフィール~
辻調理師専門学校 専門講義科目グループ
担当科目:料理のための外国語(中国語)
矢野 諒子

中国語の授業担当以外に、調理技術マネジメント学科2年生の担任もしています。
メディアにかかわる仕事をしていることもあります。