海外における日本料理の調理技能認定制度
訪日外国人観光客が今年10月に過去最速で3,000万人を突破したことはみなさんも知ってのとおりです。
また、日本を訪れる楽しみのひとつとして、日本料理を食することをあげる外国人が多いと耳にしたことがあるでしょう。
「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されてから、今年で丸11年。
世界中に日本食のファンがいるとも言われ、本物を求める傾向が強まっているとも聞きます。
一方、日本では調理人の数が減少しているといわれ、需要と供給のバランスが崩れるのではと懸念されています。
そのような中、辻調理師専門学校 東京には、日本料理を学びにくる留学生も少なくありません。
ゆくゆくは日本で身につけた調理技能と知識を海外で発信してくれると思われますが、
まさにそのような留学生を認定する制度が、2016年に始まりました。
「海外における日本料理の調理技能認定制度」
これは、海外の外国人日本食料理人のうち日本料理に関する知識及び調理技能が一定のレベルに達した者を、
ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階に分け、
「海外における日本料理の調理技能認定制度」として農林水産省が認定しているものです。
このたび辻調理師専門学校 東京が『日本料理の調理技能認定団体』として、運用・管理団体である
公益社会法人全国調理師養成施設協会(JAPAN ASSOCIATION OF TRAININNG COLLEGES FOR COOKS)から
認定されました。
これにより、調理師本科および調理応用技術マネジメント学科のカリキュラムすべてを修得することで、
シルバーにエントリーできる要件を満たすことになり、卒業と同時にシルバーが認定されます。
調理師本科と調理応用技術マネジメント学科では共通で1学年に以下のような技術の基本を徹底的に学びます。
【辻調理師専門学校 東京(2025年度) HPから抜粋(https://www.tsuji.ac.jp/college/chorishi_tokyo/)】
技術以外でも日本の食文化に関する知識や衛生管理の知識、おもてなしまでを総合的に身につけます。
辻調 東京で学んだ留学生が、本物の日本食・日本料理を日本のみならず海外で発信し、
本物を求める日本食のファンの要望に応えてくれることを期待しています。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
事務グループ 留学生担当
金 洵
先日、韓国でおこなわれたコンピトゥム(校友会)韓国支部の懇親会に参加してきました。
70名を超える参加者が集い、日本酒の講習を受けたり、
先輩から後輩へこれまでのキャリアを披露してもらったりと交流を図りました。