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辻調理師専門学校 東京

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辻調理師専門学校 東京の校舎を歩いてみませんか?

製菓応用技術マネジメント学科
製菓衛生師本科
調理師本科
調理応用技術マネジメント学科

2024.09.17

今日は授業風景ではなく、辻調理師専門学校 東京の校舎を歩いてみませんか?
普段は気が付かない、新しい発見があるかもしれません。笑

何を隠そう、私は、この辻調 東京を建てる際の建築、設備の責任者をしておりましたので、
隅から隅まで熟知しております。
校舎が完成するまで、常々思っていたことは、学校は授業をする場所でもありますが、
学生の皆さんが生活、過ごす場所でもあります。
授業はもちろんのこと、快適に過ごせる空間、場所で無ければいけない。
と思いながら毎日図面を見ておりました。笑

まず。
校舎を建てる際のコンセプトがありました。

*「オープンスクール」仕切りのない開放的な学びの空間
*緑豊かな自然に囲まれた光を取り入れた明るい教室、テラス
*教職員・学生だけでなく、周辺地域の方や一般の方に開放するレストラン、ライブラリー
*建築資材として、環境に優しい資材を使用

という4つのテーマを元に、様々な工夫をしながら校舎設計をしました。
では実際に歩いてみましょう。

校門を出ると銀河鉄道バス「国分寺駅」行きのバス停があります。
よく見るとベンチが4つあります。

これ、国立市にあった旧エコール 辻 東京で何十年も学生達が中庭で休憩時に使っていたベンチです。笑
色褪せていたのでペンキでお化粧し直して、こちらに持ってきました。
バスを待つ間、学生はもちろん、近隣の方々も使用してます。
近隣の方々からは大好評で!御礼の言葉を沢山、頂戴致しました。
リサイクルして良かったです!笑

校門を入り、見えてくるのが「テラス」です。



天気が良い時など学生達が休憩場所として使用しています。
2025年春にオープン予定のお菓子やパンを販売する「アトリエ 辻 東京」の前にもテラスがあります。
買ったお菓子など、このテラスで食べてもOK。今から楽しみですね♪

校舎に入る前に、
黒い大きな鉄のプランターに植物が植えられております。
これ!リサイクルした鉄なんです!

廃棄予定だった鉄を何とか再利用して、何かに使えないかと鋳物工場を視察。
錆びて、工場外に放置されていた「鉄枠」を発見。

大型船舶などの部品を製作する鋳物工場で使用されていた「鉄枠」です。
木材で作った船舶の部品を、大きさに応じて鉄枠を重ね、砂を入れ固める。
鉄を流し込む「砂型」を作る工程で使用される「鉄枠」となります。

塗装を施し、鉄枠を積み上げて、一番上の部分に底板を入れ、そこに土を入れたらプランターとして使えないだろうか。
と工場の方に相談。
工場の人も、今までそんな事はしたことが無かったので、実現可能かどうか分かりませんでしたが、
相談しながら設計図を作製、一年掛かりで完成致しました。


完成したプランターは数トンありますので、完成後はこちらに持ってくるのも大変でしたが、
あの錆びて行き場の無かった鉄枠が、校舎脇を飾るプランターとして蘇りました。
校舎入る前に是非とも見てみて下さいね♪

もう少し外構を歩いてみましょう。
学生達が使う自動販売機を発見!

自転車通学を許可された学生達が使用している自転車置き場を発見!

校舎裏側の植栽も緑豊かで気持ち良いですね!

では校舎に入りましょう。
建築資材も環境に優しい再生可能な資材を至る所に使用しています。
その一部に、東京オリンピックで使用された古材があります。

校内案内板、アトリエ 辻 東京の陳列棚、各教室の表示板などは全て、
この東京オリンピックで使用されていたリサイクルの木材。
どこか温かみがあり、優しい色合いです。



図書スペースに置かれているソファーも本を読む際、自由に座って下さい。

三階まで見える吹き抜けも圧迫感なく開放的です♪

一階ロビーには、コルク栓を再利用したコルクアート!
突然ですがクイズ~!笑
描かれているのは、誰だか分かりますか?
調べてみましょう~♪

こちらの土地は元々テニスコートでした。
校舎、端から端の距離はテニスコート5面分なので見ると圧巻です。危ないので走らないで下さいね。
徒競走は禁止です。笑

授業で使う教室以外にも、学生の皆さんが快適に過ごせる空間が沢山あります。
学生の皆さんが笑顔で利用している風景を見ると嬉しくなります。
今後も、遠慮なく隅から隅まで使って下さいね~!

というわけで今回は校舎案内の内容を執筆しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
製菓、製パン担当
小野 達也

お菓子とパンの二刀流
研修先のドイツでは主にパンを作っていました。
趣味は野球、サイクリングなどのアウトドア。
そして一番の楽しみは週末にサウナに行き「ととのう」こと。
行ったことがある「スーパー銭湯」の数は20箇所以上。