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辻調理師専門学校 東京

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コンテスト表彰式で特大ガレット・デ・ロワ!

イベント
製菓応用技術マネジメント学科
製菓衛生師本科

2025.02.07

みなさんこんにちは!

辻調理師専門学校 東京で洋菓子を担当している堀越です。
昨年11月に行われた「第22回ガレット・デ・ロワコンテスト」一般部門にて、
ありがたいことに優勝することができました...!
(詳しくはこちら→ https://www.tsuji.ac.jp/news/cat508/22.html

毎年年明けには在日フランス大使館にて表彰式が開催されるのですが、
そこには入賞者や会に参加される有名シェフが自身のガレット・デ・ロワを持ち込みます。
私も今回、ガレット・デ・ロワを作成したのですが...
なんと!そのサイズ80㎝!!

優勝者が特大ガレット・デ・ロワを作成し大使に献上することが、毎年の恒例となっています...!
これまでガレット・デ・ロワはたくさん作ってきましたが、
こんなにも大きなサイズで作成したのはもちろん初めて。
そんな貴重な経験を、みなさんにもお伝えしたいと思います。
少し長くなりますが、お菓子好きの方はぜひ最後まで読んでもらえたら嬉しいです!

コンテストで優勝することができた瞬間は、言葉にはできないような嬉しさや、達成感でいっぱいでした。
そしてその数時間後には、特大ガレットをちゃんと作ることができるだろうか...と考え始めていました。(笑)
優勝者が作る特大ガレットは、毎年表彰式の目玉的存在であることはもちろん存じ上げていたので、
そんな大役を自分が全うできるのか、そもそもどのようにして作ったら良いのか...不安は募るばかり。
ですが、こんな経験は今しかできないから楽しまなくてはもったいない!と思い、どんどんと作戦を立てていきました。


パイ生地とアーモンドクリーム、という構成はコンテストの作品と変わらないのに、
なぜそんなにも不安だったのか。

まず、大きな分量できれいに生地を作る、ということが課題になりました。
この特大サイズの為に作る生地は、普段作業している生地の4倍量。
普段使っている機械が使えなかったり、作業の力加減であったり、
普段は何気なく行っている作業も基礎から見直しました。

そして、この大きさのお菓子をどのようにしてきれいに焼き上げるのか、が最大のポイントでした。
サイズが大きい分、中まで火を通すには時間がかかります。
しかし、いつも通りの温度で長い時間焼くと表面は焦げてしまうでしょう。
そこで試作では、通常よりも少し低い温度で長時間焼く作戦を実行しました。

しかし...

パイ生地が膨らんだ後、そのまま焼き固まるだけの温度が足りず、
パイ生地がしぼんで堅い食感になってしまったのです。
こだわって作った生地が狙い通りに焼き上がらない、というのは辛すぎる!
そこで本番では、生地が膨らんで焼き固まるまでほぼ通常通りの高めの温度で焼き、
生地の膨らみが安定したら温度を下げて中にじっくり火を通していく、という作戦でいきました。


きれいに焼き上がった時は本当にほっとしました。
この他にも工夫したことはたくさん!
今回の経験は、改めてお菓子作りの基礎を見直し、勉強になることの連続でした。
そしてそれは私一人の力では決して成り立たないものでした。

まず、どのようにして作ったら良いのかの筋道を教えてくださったのは、過去の優勝者の方々でした。
そして、今の環境でよりよく作るために、
学校の先生方にたくさん相談に乗っていただきながら作戦を立てていきました。

教えていただく中で、製菓・製パンの世界で活躍する多くの方々の探求心には本当に刺激を受けましたし、
学校の先生方からはこれまで培われてきた知識と技能の応用力や思考の柔軟性からたくさんヒントをいただき、
改めて辻調グループの教育力を実感しました。

優勝という結果をいただいた上に、さらに成長する機会に恵まれたことに、心から感謝しています。

日本のガレット・デ・ロワの発展に貢献できるよう、私も先輩方から受け取ったもの、
自分自身で発見したことを多くの方に(もちろん学生にも!)伝えていきたいと思います。

辻調グループInstagramにも写真があがっていますので、ぜひご覧ください!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
洋菓子担当
堀越 花依

この学校で働いて目指しているのは「お菓子博士」!
今はガレット・デ・ロワというお菓子について調べて試作をしています。
このお菓子の重要なパーツ、パイ生地について資料を集めてまとめることが永遠のマイブーム。