製パン実習!みんな大好き!コーンハムロール
本日レポートするのは、
1年制の「製菓衛生師本科」と2年制の「製菓技術マネジメント学科」1年生の実習授業。
学生が大好きなコーンハムロール(調理パン)をつくります。
おいしいパンをつくるのはもちろんですが、学校では授業ごとにテーマがあります。
今回の実習テーマはパン作製の流れ(製パンの工程)です。
実習の中でミキシング~焼成までを体験する事で、
教科書を読んだだけでは覚えられない事や、気づかないことを学びます。
ポイントになる作業はミキシング、分割、成形、最終発酵、焼成です。
ミキシングは、材料をミキサーでこねる作業です。
はじめて使う大型の機器だから、先生の説明をしっかり聞いているね。
以前の実習で手ごねは体験したから、機械の力がすごいのがわかります。
こね上がった生地は、うすーく伸びる生地になります。
今はやぶれているけど、1年後はもっと上手になっています。
形を丸くととのえて発酵させます。
発酵後の生地は、パン酵母の働きでこんなに大きく膨らみます。
さわってみて生地の状態をチェックしよう。
次の作業は分割です。
決められた大きさに正確に素早く切り分ける作業で、製パン実習では1年を通じて取り組む課題の一つです。
分割後の生地は丸めをします。
丸形のポイントは手のひらで包むようにし、
指先で生地の端を底のほうに送り込んでいき、生地表面を張らせることです。
みんな上手に出来ているね。
今日のコーンハムロールの形は、生地を麺棒で薄くのばしハムを巻き、
包丁でカットしてアルミのケースに入れます。
成形後の生地は、最終発酵させてふくらませます。
しっかりと膨らんだ生地につや出しの卵をぬって、コーンフィリングとチーズをのせてオーブンへ。
きれいに焼けているかな?ちょうどよい色合いになれば焼き上がり。
食欲をそそるいい匂いが実習室に充満しています。
キレイに焼き上がったね!
おいしそうなパンが目の前にあるからか、みんなの笑顔が素敵です。
最後は、今日の良かったこと、悪かったことをしっかりと振り返ります。
今は形や焼き色にばらつきがあるけど、まだまだ始まったばかり。
今年の終わりにはきっと素晴らしいパンが焼き上がっているでしょう。
~プロフィール~
辻製菓専門学校 製パン担当
浅田 和宏
パン職人歴は35年目になるが、日々パンと格闘中。学生と共にまだまだ成長中のはず!
近頃の気分転換は、お風呂屋さんのサウナで発汗後に冷水に入り、心身ともにリラックスすること。