みたらし祭り
毎日暑い日が続きますね
今日はそんな暑い日にぴったり!?な夏の行事についてご紹介いたします
皆さんは、みたらし祭り(御手洗祭り)ってご存知ですか??
毎年、土用の丑の前後5日間に京都の下鴨神社で行われている夏の行事なんです
御手洗祭りとは......
『平安期の頃、季節の変わり目に貴族は禊祓いをして、罪、けがれを祓っていた。土用の丑の日に御手洗池の中に足をひたせば、罪、けがれを祓い、疫病、安産にも効き目があるといわれている。毎年、土用の丑の日に境内御手洗池に祀られている御手洗社において「足つけ神事」が行われる。老若男女が集まり、御手洗池で膝までを浸し、無病息災を祈る。』
先週の日曜日に行ってきました。台風も来ていて天気が心配だったのですが
その心配もどこへやらのとーっても良い天気
私は初めて行ったのですが、京都の方にとっては身近な行事のようでたくさんの人で溢れていました
行列の中、川に入りどんどん進んでいき...
最後にろうそくを灯して
こんなかわいらしい足型のお札もありました
上の写真の奥の方にたくさんの方が足をつけているのわかりますでしょうか
私が出た後も人の列は途切れることなくたくさんの方が訪れていました
お札の裏に自分の名前と年齢を書き、水槽に納めて無病息災を祈ります
そして帰りには......艶々のみたらし団子
下鴨神社はみたらし団子の発祥と言われているのです。
下鴨神社のお祭りの時に、神社に奉納されていた神饌(しんせん)菓子として始まり、神社にある川『御手洗川』の名前がついたとされています
そのおいしーいみたらし団子が売っているお茶屋さんが神社の近くにあるのでそちらで団子を購入し、おいしーくいただきました
ところで皆さん、
串のお団子というと、団子が串に4個ささっているイメージがありませんか?実は、昔のみたらし団子は串に5個ささっていたそうなんです。今回購入したお茶屋さんの団子も写真のように5個刺さっていました。
刺し方にも特徴があり、串の先に1つささり、すこし離れて4つの団子が続けて刺さっています。
これには2つ説があるんです
一つは、鎌倉時代に、後醍醐天皇が下鴨神社を訪れ、身を清めるために御手洗池で水をすくったところ、はじめに一つ泡がでて、その後に泡が4つ続いたという逸話にちなんでいるという説。
もう一つは、人間に見立てて、串の先にある団子が頭、続く4個の団子が、四肢とみたたて、お供をして、祈祷してもらい、持ち帰って食べることで、厄除けなどの意味があるそうです。
では、なぜ4個刺しになったのか
明和~安永年間(1764~1781)に当時5個刺しのみたらし団子を1本5文銭で売っていたのですが、江戸で4文銭が使われ始めたのがきっかけとなり、商売を考えると、4文銭と1文銭をもらうことや、おつりが必要になる事などを考えると、団子の数をへらした方が楽だという事で、4個刺しのみたらし団子が出来たという説があります。
実は......学校でもみたらし団子の授業をしていて、学生にもかなり人気のお菓子なんです
授業中も「おいしそー」なんていう学生の声もちらほら......
学校では4個刺しで作成しています。
今まで食べていたお菓子に、こんな歴史がいっぱいあるなんて、奥深いですよねぇ......
授業では他にもたくさんのお菓子の作り方や、歴史等たくさんの授業を行っています。
お菓子って奥深いだから楽しいんですよね
もうすぐ学生は夏休みに入ります。
後半もたくさんの事を勉強して立派な菓子職人を目指しましょうね