辻製菓オンライン授業~和菓子「流し物」~
皆さんこんにちは。
皆さん、おうち時間どうお過ごしでしょうか?
この前のブログでもお伝えしていますが、辻製菓専門学校ではオンライン授業が着々と進んでいます!!
洋菓子、製パン、と続きましたので、次は和菓子の授業の様子をご紹介を致します。
辻製菓専門学校では、「製菓衛生師本科(1年制)」と「製菓技術マネジメント学科(2年制)」と2つの学科があり、
今回は「製菓技術マネジメント学科」の2年生の授業の様子について覗いてみましょう!
何やら先生がカメラに見せて説明しています...
今回のテーマは「流し物」です。
(流し物とは......寒天、砂糖および餡を主材料とした流動状の生地を型に流して成形したもの)
テーマは流し物のはずだけど...先生が見せているのはお米??
そうなんです!寒天の液体の中に、水分を吸収させ蒸したもち米を入れて固めるんです。
蒸したもち米を鍋に入れて、沸騰させて...
丸い器にポリシートをしき、そこに流しいれます。
そして、ポリシートを中心に集めて絞り、金リボンで止めます。
丸い方から取り出してみると、こんな感じ!!みんなよく見えるかなぁ?と手の平に乗せて見せています。
これは、「みぞれ羹(みぞれかん)」といい、寒天の中に浮いている先ほどのもち米が
まるで「霙(みぞれ)」が降っているように見えることからこの名前が付きました。
作成している製品は一つではありません。
こちらは何やら鍋に入れていますね...
これは寒天の液体に葛粉を水で溶いたものを入れています。
これは、「吉野羹(よしのかん)」といいます。
この名前の由来は、葛を使っているからです。葛粉の有名な産地知っていますか?
奈良県の「吉野」の葛が有名な事からこの名前がついています。
出来上がった液体を型に流していきます。艶々で涼し気ですね!
液体の中には、更にゆずジャムや、ゆずの皮の表皮を入れ爽やかな香りの仕上げにしています。
教室にはよい香りが漂っているのですが、皆さんに香りをお届けできないのが悔しいです......。
寒天は常温で固まりますので、固まったら取り出して盛り付けます。
艶々で、涼し気な様子が伝わりますでしょうか??
気温がだんだん高くなり、熱くなってきたこの時期に丁度良いお菓子ですね!
辻製菓専門学校では、専門の先生がそれぞれのお菓子について教えています。
専任教員からしっかり学べる辻製菓専門学校だから、技術や知識が身についていきます!
オンライン授業でも、学生たち様々な事を伝えるために試行錯誤して職員みんなで頑張っています。
ブログでもたくさん紹介していきますので、「先生たちの教え方」を見に来てください!!