洋菓子実習は またしてもぐるぐる・ぐるぐる!?
製菓技術マネジメント学科総合クラスでは、今週から通称ぐるぐる実習が始まりました!
前期も一度行われたこの実習。
3つの実習テーブルで別々の製品を作成しています。
今回は何を作っているのでしょう?
1つ目のテーブルは、スイートチョコレートとミルクチョコレートを使って、
トリュフと、ナッツたっぷりのマンディアンを作成中。
まずは大理石の上にチョコレートをながして、1年ぶりのテンパリング(調温作業)です。
トリュフのガナッシュは、オレンジ、ラズベリー、紅茶の3種類作ります。
でもガナッシュを詰めて蓋をしてしまうと、何味なのか見た目にはわからない・・・
という事で、最後に表面はそれぞれ異なる模様で仕上げます。
マンディアンは、チョコレートを絞ってナッツをのせるだけ。
でもそれが、難しい!!
同じ大きさに絞れなかったチョコレート達は、製品に出来ずに回収して溶かされ再びテンパリング・・・。
頑張れ~!
2つ目のテーブルでは、デザートを作成中。
このテーブルは、段取りが重要です!
ふわっふわに膨らんだスフレ・ア・ラ・ヴァニーユは、焼き上がりすぐに食べないと萎んでしまうので、
オーブンにいれたらすぐに試食準備。
ちなみに、オーブンの中はこんな感じ。
オーブンの窓からのぞくと、成長していくスフレを見る事ができます。
みんなでカメラを構えて待っていると、出てきました~!
生クリームと真っ赤なソースをそえて、熱々をすぐに試食。
他のテーブルの学生は製品を作成している中、ここのテーブルだけは楽しく試食♪
羨ましい~という熱い視線を受けながら、(来週、みんなも食べれるから!)黙食で、完食です。
でも、ゆっくり休憩はできません。
次はクレープを焼いて、クレープ・シュゼットの作成。
ちょっと実習室を暗くしてもらって、フランベにも挑戦しました。
お皿に盛りつけたら、すぐに試食第2弾。(ちょっと大胆な盛り付けですが・・・。)
上にのってるバニラアイスも手作りです。
オレンジ風味の温かいクレープと、冷たいバニラアイスの組み合わせは、間違いなく美味しい!
もっとアイスを食べたい!でも、お腹いっぱい・・、ですね・・。
3つ目のテーブルでは、チョコレートのタルトとパルミエと呼ばれるパイ菓子を作成。
機械で生地をのばす作業も、慣れてきましたね。
焼いたタルト生地に、ふわふわのスポンジ生地をいれ、2種類のチョコレートで作ったガナッシュを流します。
表面には、サントノレの口金を使って生クリームを絞り、シナモンで仕上げ。
砂糖を使って折り込みをしたパルミエは、成形も大変ですが焼成はもっと大変!
オーブン担当の学生は、オーブンからプレートを出して入れて、出して入れての繰り返しで、オーブン前から動けません。
でも頑張った甲斐あって、とても綺麗なパルミエが焼きあがりました~。
お疲れ様。暑かったね
1年半の授業で、いろいろな製品を作りました。
和菓子もパンも合わせると、いったい何品作ったのでしょう??
卒業まであと半年です!
~プロフィール~
辻製菓専門学校 洋菓子担当
戸髙 美樹
洋菓子の担当ですが、おいしいパンを求めて食べ歩きをしています。
スパイスカレーも大好きなので、大阪に住んで良かったなぁとしみじみ思います。