中国料理・吉岡勝美先生【令和6年度 職業能力開発関係厚生労働大臣表彰】
辻調理師専門学校 中国料理技術顧問の吉岡勝美先生が、厚生労働省より【令和6年度 職業能力開発関係厚生労働大臣表彰】を受けました。
この表彰は、認定職業訓練や技能検定の実施、技能振興の推進に関して、長年にわたって多大な貢献があり、他の模範になる事業所・団体や、顕著な功績があった功労者を表彰する制度です。表彰を通じて、技能労働者の技能水準の向上や処遇・地位向上に役立てるとともに、将来を担う優秀な技能者の確保・育成を進め、次の世代に優れた技能を承継していくことを目的としています。
●令和6年度「職業能力開発関係厚生労働大臣表彰」について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45334.html
吉岡先生は、調理技術・技能の普及を目的として設立された公益社団法人「調理技術技能センター」が担う各種事業のうち、厚生労働大臣より専門調理師・調理技能士の称号、および調理師に調理師養成施設校の教員資格が与えられる国家試験「調理技術技能評価試験」の委員として長くその任に当たってきました。この度はその貢献が評価され、技能検定関係の功労者として顕彰されました。
●先生のコメント●
この度は名誉ある賞を頂戴し、誠に光栄に存じます。調理技術技能評価試験の委員を務めさせていただき、10年ほどになります。辻調理師専門学校で後進の育成を担い、また中国料理の専門書を作ってきたことなどが評価されて、日本中国料理協会(日中協)からのご推薦を受けてこの任にあたってまいりました。技能検定は、調理師資格を持つ人が、更に高みを目指すために設けられた国家試験制度です。若い人が可能性を伸ばし、調理師として努力している人が正当に評価されるために、この制度が担う役割は大きいと感じます。また、調理師の地位向上のためには、教育機関の責務もますます重要となるでしょう。そこに籍をおいて育成に注力しつつ、微力ながらも食業界の発展に寄与したという社会的なご評価をいただけたことを誇らしく感じます。改めてこの度はありがとうございました。