調理師一年目の思い出 学生時代は入学と同時に全員同じ包丁を購入しますが、毎日使って研いでいると刃が減ってくるので、だんだんと物足りなく思えてきます。職員1年目、自分で選んだ包丁が欲しい!と思い立ちました。一人では不安だったので先輩達についてきてもらい、初めて包丁屋さんに行きました。何度も、手に取ったり、光にかざしてみたり……。自分なりに一生懸命選びました。家に帰ってからはうれしくてたまらず、取り出しては眺めていました。後輩から「新しい包丁が欲しいです!」という言葉を聞くと、この時の気持ちが懐かしく思い出されます。
日本料理 M.A.