(1)すり鉢で胡麻をすると、胡麻が四方に付くところから、あちこちについて、人毎にへつらう者をいう。
(2)ゴマ(護摩)スル、すなわち護摩を修する意から、語源が忘れられて胡麻磨ルと考え合わされた。
(3)ある妓楼(ぎろう)の主が薬胡麻をすらせた練り薬を腎薬(じんやく)として用いたが、その子分の者がこの家に入り込み、追従(ついしょう)に胡麻をする仕事をしたことから。
といったことが書かれてある。