加納: 「新年あけましておめでとうございます。」 |
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立嶋: 「”本年もどうぞよろしくお願いします。”というつもりでしたが、春になってしまいました。申し訳ありません。」 |
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加納: 「ところでさぁ、お正月にお餅を実家で作ってるんだけど、山ほど送ってくるんだぁ!でも、ひ・と・りだからなかなか減らないんだよねー。」 |
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立嶋: 「なんか、ひとりって所を強調してますねぇ。」 |
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加納: 「冷凍庫にある余ったお餅を、お菓子にしようと思うんだけど、何かない?」 |
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立嶋: 「そうですねぇ。どっちの料理ショーでN和菓子教授が作ってはったいちご大福なんて、どうっすか?」 |
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加納: 「いいねぇ。大福にいちごを入れるなんて、このお菓子を初めて作った人って発想がすごいよね。」 |
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立嶋: 「いちご大福っていうのは東京の和菓子屋さんが考えたらしいです。バナナ大福とか、いろいろ出ましたけど、やっぱいちごですよね。いちごの酸味と餡の甘さのハーモニー、最高ですよねー。」 |
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加納: 「いちごは、アンコのお口直しのようなものかな。だから、お茶がなくてもすっきりおいしく食べられるよね。フルーティだから紅茶にも合うし。」 |
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立嶋: 「そうっすよね。大福だけでもおいしいのに、いちごが加わってすっごく魅力的ですよね。」 |
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加納: 「まるでワタシみたい。」 |
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立嶋: 「……。さぁ、準備、準備。」 |
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加納: 「作り方のポイントは、いかにお餅をやわらかくするかだね。」 |
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立嶋: 「大福は生地のやわらかさが命!」 |
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加納: 「じゃ、N和菓子教授、念願の勝利のいちご大福を紹介しちゃいましょう!」 |
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N和菓子教授: 「おいおい、念願の勝利って!」 |
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加納・立嶋: 「あれ?聞こえてました?」 |
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