 加納: 「子供のころ、食べたことないんだよね……柏もち」 |
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 立嶋: 「ずいぶん苦労されていたんですねぇ」 |
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| 加納: 「違う！違う！加納家はちまき食べてたの！歌もあるじゃない。♪ちまき食べ食べ兄さんが……って！」 |
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| 立嶋: 「でも、柏もちを食べるのには理由があるんですよ」 |
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| 加納: 「ふふふ、それくらい知ってるわよ。説明しましょう。柏の葉は、新しい葉が出てから古い葉が落ちます。だから、子孫繁栄という意味で使われます」 |
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| 立嶋: 「じゃあ、菖蒲湯はなぜですか？」 |
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| 加納: 「それはネ、尚武という字とかけて強い子になるように！だね。ところで私のこと、ためしてる？｣ |
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| 立嶋: 「と、とんでもないっすよ。うー、バレたか……」 |
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| 加納: 「ちまきの話はまた次にするとして、柏もち、作ろうか。」 |
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 立嶋: 「僕は漉し餡派です。やっぱ漉し餡ですよね」
加納: 「私は味噌餡派だね。どう考えても味噌餡でしょう。」
Ｓ和菓子助教授: 「両方紹介したらええやんか。」
加納・立嶋: 「はい。そうします。」 |
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