立嶋: 「草木が芽吹く季節ですねぇ……春ですねぇ。」 |
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加納: 「今年もたくさんの生徒が巣立って行ったねぇ。」 |
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立嶋: 「また新しい生徒がやって来ますよ。でも、その前に!」 |
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加納: 「どうしたん?」 |
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立嶋: 「先生、そろそろホームページ更新しますよ。よもぎの若葉が出てきてますよ。」 |
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加納: 「そうだね、和菓子は季節大事だもんね。草だんご作ろっか。」 |
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立嶋: 「いいですねぇ。田んぼのあぜに、よもぎの若葉がいっぱい芽吹く季節。」 |
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加納: 「ん?立嶋って生まれも育ちも大阪市内じゃん。見た事あるの?」 |
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立嶋: 「イメージですよ、イメージ。先生の田舎(岐阜)はそんな感じっすか?」 |
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加納: 「まったくその通りなんだなぁ、これが。私の中で『草だんご』といえば、映画の寅さんかな。柴又土産に草だんご!」 |
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立嶋: 「では、寅さんの話になる前に、今回は僕が、豆知識出しますね。よもぎの名の由来は、『良く燃える草』から『よもぎ』というらしいですよ。よもぎの葉の裏にあるうぶ毛が、お灸に使う藻草(もぐさ)になるんです。」 |
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加納: 「子どもの頃、川で遊んで足を切った時、よもぎで血を止めた事あるよ。最近は、よもぎのお茶や入浴剤まであるよね。ついでに、ヨーロッパでも古くから薬草として使われていたみたい。花言葉は『秘めた愛』なんだって!」 |
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立嶋: 「その花言葉に深い意味はないですよね? 草だんごは、美味しい、体に良い、簡単に出来る。いい事ばっかりっすね。さっそく作りますか?」 |
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加納: 「了解〜。」 |
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