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「半歩プロ」をテーマに家庭でできる西洋料理を紹介するこのコラム。まずは個性豊かな担当シェフの声をどうぞ。「フレンチって難しくないよね」「語るで〜!」「対談がしたい!」「研修先のレストランではなー」。えー、お話し中すみません、それは「家庭でできる」料理なんですよね?みなさーん、聞いてますかー?だからテーマがあるんだってばっ!守って下さいよ〜っ!
松田
(以下
松
)
:
ねぇねぇ、最近本屋さんとかでよく目にするんだけど、マクロビオティックって一体なにー?ダイエット料理?
大津山
(以下
大
)
:
あぁ最近ホンマによく見るよなぁ。私も興味があったからいろいろ調べてん!アメリカでは結構広まってるらしくて、ホテル・リッツ・カールトンではわざわざマクロビオティックの料理を用意してたりするねんて!すごくない?あと、有名な人では、マドンナ、トム・クルーズも実践してるらしいで!!
松
:
へぇー、それだけこだわってる人が多いってことかぁ。そもそも語源は何??
大
:
えっとまず、マクロビオティックは最近急に出てきた言葉のようやけど、もともとは古代ギリシャの医者や哲学者が使っていた言葉で、単なる食事法とか思われがちやけど食生活全般に関わるもっと深いもので、日本の伝統食に近い食事なんやって!
松
:
何か食生活全般とか言われると、全部を変えていかないといけないから何か踏み入れがたい世界のような気がするね・・(笑)でもなんでアメリカ人がわざわざ日本の伝統食に近い食事をしてるのかな?アメリカの食事じゃダメってこと?
大
:
それはそれまでのアメリカ人の食生活が肉や脂が多くて、ミルクや砂糖を大量に使った食べ物が主やったから健康がどんどん損なわれていったんやって。「スーパーサイズ・ミー」って映画があるんやけど、これは毎日マクドナルドを食べていたらどうなっていくかをホンマに実行して撮ってて、みるみる不健康になっていくからなぁ。食べ物はコワイでっ!それに気付いて、自然に適応した昔の生き方をすることで、人が本来持ってる美しさを取り戻せる。そこで注目されたのが日本の伝統食やねんて。
松
:
そっかぁ。現代の日本の食事はアメリカ型だから気を付けないとねぇ。やるとしたらまず何から始めていったらいいのかな?
大
:
まず、たんぱく質の取り方かな。牛肉とかの肉類や卵、牛乳といった動物のたんぱく質を控えて、植物のたんぱく質、たとえば豆類や日本の伝統的な穀物を多く取るようにする。伝統的な穀物はいろいろあるけど、取り入れやすいのは、私たちが毎日食べてるお米かな。特に玄米がいいねんて。最近は発芽玄米とかもよく耳にするやん。。
松
:
あ。聞いたことある!白米じゃダメ??
十六穀米と野菜を使ったスープ
大
:
白米は、精米して胚芽やぬかの部分を捨ててるので、栄養的にはビタミンやミネラル、食物繊維が少なくなってるって!ショックじゃない?
松
:
わざわざ栄養の多い部分を捨ててるなんてね・・だから発芽玄米や、ご飯に混ぜて炊ける五穀米や十六穀米をよく目にするわけね。
大
:
そうそう。それでこの前十六穀米のスープと、穀類のひえを使ったお菓子を作ってみてん。意外とおいしくすんなり食べれたよ☆
松
:
へぇーそうなんだ。ほかはなにか制限するものとかある?
大
:
えっとね、砂糖を控える。松田は特に(笑)。砂糖を取りすぎると、感情の起伏が激しくなったり、内臓を弱らせることにもなるんやって。
松
:
砂糖少なめかぁ。。内臓が弱るの嫌だけど、精神的に満たされない!!
大
:
そんなアナタのために、いい情報を☆普通の砂糖の代わりに、メープルシロップや精製してない黒糖、麦あめから甘みをとったら砂糖と違って分解されて吸収されるまでに長い時間がかかるから、影響が出にくいねん。
ひえをレーズンとりんごジュースで
甘みをつけながら煮る
甘く煮たひえにナッツなどを
加えて固めたケーキ
松
:
そんな方法があるんだ・・いいねぇ☆でも普通に売ってるのかな?
大
:
自然食品を取り扱ってる店とかにいけば確実やね☆探せば売ってるとこもあると思うよ。最近は健康ブームに乗っかってマクロビオティック料理のカフェとか飯屋があって、女性に人気やねんて。「キレイ」「やせる」に、女性はすぐに飛びつくやろ?
松
:
うん、確かに惹かれる☆でも実際やせたり、キレイになったりするのかなぁ。
大
:
個人の身体の状態によっても違うし、まずは実践して継続していくんが一番分かるんちゃうかなぁ。実際玄米を食べたりするとだんだん嗜好が変わってくるらしくて、肉とか甘いものを食べたいと思わんようになるらしい。そうなったら我慢するとかじゃないから成功と言えるんちゃう?
松
:
身体が欲しなくなったら強いなぁ☆じゃあ実際毎日なにをどのくらい食べるといいのかなぁ?
大
:
基本的に主食は玄米が中心で、1日の食事全体の40〜60%を占めるようにしたらいいんやって。そのほかに野菜を20〜30%、豆や海藻類を5〜10%、魚介類や果物、甘味は合わせて5〜10%とるのがベスト。このような食事のベースとなるのは玄米ご飯と味噌汁で、この組み合わせは究極のデトックスらしいよ☆
松
:
デトックス?
大
:
解毒作用のことで、血管にたまった脂肪や老廃物を味噌がやわらかくして、玄米がそれを排出する働きをするから、継続すると老廃物のたまりにくい身体が作られていくねん。
まだまだ詳しく言ってたらそれだけで難しくなってしまうから、今日のとこはこのへんにしとこうか☆まずは、普段の自分の食生活をもう一度見直すことから始めていって、その中で変えていけるとこから少しずつ変えていったらいいと思うし。砂糖変えてみたり、小麦粉を全粒粉にしてみたり、調味料を変えてみたりね。新しい味も発見できるし、まずはいろいろ試してみたら?
松
:
そうだね。よし。じゃあまた今度マクロビオティック料理の食べ歩きツアーでもしますかぁ?
大
:
いいねぇ☆行こう行こう!!
このコラムのレシピ
コラム担当
三種類の豆のカレー
いんげん豆のケーキ
食べること大好き0型関西人
大津山育子
博多育ちのA型女
松田有加
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