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連載コラム 半歩プロの西洋料理
「半歩プロ」をテーマに家庭でできる西洋料理を紹介するこのコラム。まずは個性豊かな担当シェフの声をどうぞ。「フレンチって難しくないよね」「語るで〜!」「対談がしたい!」「研修先のレストランではなー」。えー、お話し中すみません、それは「家庭でできる」料理なんですよね?みなさーん、聞いてますかー?だからテーマがあるんだってばっ!守って下さいよ〜っ!
日本人は麺が好き!!
 みなさーん!! 麺は好きですか? 日本にはうどん、そば、素麺、冷麦、ラーメン、焼きそば(餃子やシュウマイなども麺類に含まれているんですよ。知っていましたか?)、そしてパスタなどなど…。こんなに数多い種類の麺を食べる国も珍しい。日本はもともと米文化ですが、今やそれに並ぶくらいの麺文化と言ってもいいでしょう。
 あなたは1週間に何回麺類を食べますか? 2、3度位は麺類を食べているのではないですか? 極端に言えば米を食べていなければ麺を食べている。今日のご飯は米する? 麺にする? そんな感じでしょうか? 麺が嫌いと言う人は余りいないのでしょう。

 そもそも、なぜこんなにも麺類を好んで食べるようになったのでしょう?? 『西のうどん、東のそば』と言われていますが、それ以外にも日本にはその土地土地で食べられてきた麺類が数多くあり、それが大きく関係しているといえるでしょう。また、食事の仕方をみても、ヨーロッパの人たちはおしゃべりなどをしながら1時間くらいかけてゆっくりと食事をするのに対し、日本人は長くても30分。10分以内で食べ終わってしまう人も多いのではないですか? とにかく日本人は食事にかける時間が短い。そして時間のないとき、ささっと短時間で食べることのできるのが麺類。せわしなく働く日本人にとっては都合のよい食べ物だったのではないかと思います。

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   うどんでもそばでもラーメンでもズズズッと音を立てながら食べますよね。麺を食べるその音も美味しさの一つだと思いますが、欧米では音を立てて食べることはタブー。ひんしゅくをかって周りから冷たい目で見られます。もちろんパスタを食べるときも音を立てずに食べます。フランスではパスタをナイフで切って食べるくらいですから!! これはやはり箸とフォークの文化の違いでしょうか。

 日本におけるパスタの歴史はというと、明治28年にイタリア帰りのシェフが新橋のレストランで初めて出したと言われています。やがてアメリカからナポリタンが入ってきましたが、まだまだパスタは脇役でしかなく、やっと本格的に普及し始めたのはた昭和の後半になってから…。醤油を使った和風パスタなどが生まれ(明太子スパゲッティは和風パスタの最高傑作でしょうね…)、家庭の食卓にも並ぶようになってきました。そして80年代になってイタリア料理ブームがやってきたのです。元々日本人はうどん、そば、ラーメンと麺類が大好きな国民ですから、きっとイタリア料理のパスタも受け入れやすかったに違いない!!

 このコラムを読んでいる麺好きなそこのあなた。食べるだけではなく、どうせなら自分で手打ちパスタを作ってみませんか? ちょっとここで手打ちパスタについてお話しましょう。今では普通にいろいろな種類の乾燥パスタが売られていますが、元をたどれば、それも機械化されるまでは手打ちだったということになります。ドロドロの粥状に煮込んだ小麦粉が、時が経つにつれて練った生地へと変わり、パスタの原形が作られていき、やがて今日あるパスタとなった訳です。が、一言に手打ちパスタといってもいろいろあります。もちろんイタリアでは乾燥パスタだけではなく、手打ちパスタを専門に売るお店もあるくらいです。
 日本にも香川の讃岐うどん、愛知のきしめん、秋田の稲庭うどんなど、日本各地で御当地うどんがあるように、イタリアにもその地方ならではの御当地パスタがあります。今回はそのひとつの『トローフィエのジェノヴァ風ペスト和え』を紹介します。まず手打ちパスタを形作るにはパスタマシーンなどの専用の器具を使わないと出来ないと思われがちですが、そんな事はありません。麺台がなければまな板の上で充分!! トローフィエなら麺棒もいりません。家庭の狭いキッチンでも道具を使わず手軽に出来る手打ちパスタにチャレンジしてみて下さい。あなたオリジナルのパスタを考えるのもいいでしょう。形は考えれば無限です。きっと、はまればおもしろいですよ!!



このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ トローフィエのジェノヴァ風ペスト和え

Misterioso
人物 戸毛 康博
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