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「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。 |
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冷たいデザートの定番 |
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直子(以下N):
卵も牛乳もたくさんあるから、プリンもいいけど今回はバヴァロワにしようかな〜。
亨子(以下K):
いいね!生クリームはあったっけ?
麻紀(以下M):
ありますよ〜(^^)v 今日は何味のバヴァロワにしますか?
N:
やっぱり、基本のバニラ味。なめらかな舌触りのバヴァロワの中に、香りだけじゃなくしっかり主張するバニラビーンズのプチプチしたところが好きなのよね・・・・。
知恵美(以下C):
バニラって産地によって香りも全く違いますよね。なければエッセンスでも問題ないですよね。
なめらかな口当たりにするのには、亨子先生は何か特に気を付けることはありますか?まぁ、基本のクレーム・アングレーズ、分離したらダメですよね!?どきどきしちゃうなぁ・・・・。
K:
そうね!生徒の実習見てても、温度計使っているのに分離してるし・・・・温度の数字に夢中になり過ぎて手の動かし方が鈍いのかな〜。しっかり液体を動かし(つまり木ベラをしっかり動かす)ながら煮詰めないとね。何気なく混ぜるのではなくて鍋全体、特に鍋底の角を気にして欲しいな。私は時間がかかるけど弱火でゆっくり作ったバヴァロアが好き。
でもバヴァロアって・・・・どういう意味だった!?
M:
もとはドイツのバイエルン地方というのが起源だって聞いたことありますケド・・・・直先生どうですか?
N:
そうね、フランス語で「バイエルンの、バイエルンの人」というのはバヴァロワbavaroisって言うのよね。でも、このお菓子自体の起源がバイエルンにあるわけじゃなく、バイエルン地方の大貴族の家に仕えていたフランス人の料理人によって名づけられたらしいよ。17世紀頃は、ゼラチンで冷やし固めるデザートの一種もフロマージュと言っていたらしく、 いまのバヴァロワは、フロマージュ・バヴァロワ(バイエルン風フロマージュ)と呼ばれてたんだって。
K:
なんか難しい・・・・!!バヴァロワの作り方はアングレーズの炊き上がりに戻したゼラチンを入れて冷やし、泡立てた生クリームと合わせればOK!
以前友達からコンビニなどのプリンとバヴァロワの違いは?と聞かれたけど似てるかな。
C:
コンビニのプリンって、蒸したり焼いたりしていないものはゲル化剤で固めているから、食べた感じは似ているんじゃないですか!?本来のプリンは蒸しているものなので固さはずいぶん違いますよね。
やっぱり、手間がかかっても自分で作ったお菓子はおいしいですね!!コンビニといえば、最近いろんな牧場の牛乳やら生クリームが手に入るようになったね。乳製品がおいしいほうがお菓子はおいしい気がするね。
M:
うんうん!私も乳製品だ〜い好きだから、旅行に行った先で「牧場直営」なんて看板のかかっているお店を見つけたら絶対入っちゃいますねぇ。ヨーグルト食べたり牛乳飲んだり!
N:
牛乳も、生クリームもほんとに、味がちがうからねぇ〜。材料は、卵、砂糖、牛 乳、生クリーム、ゼラチンと、とってもシンプルなので、卵と乳製品にこだわると、いいものができそうね。私は、ねっとりとした舌触りが好きなので、生クリームはあまり泡立てすぎずに加えるの!
K:
その方が冷やしたアングレーズと混ざり合わせやすいしね。どちらをどちらに加える?と迷う事があるけど基本的には両方が同じ固さがいいね。固さに違いができたら柔らかい方を固い方へ入れるといいかな。もちろんそうならないようにゼラチンの入った液体は冷やし過ぎに注意して!
今回は型に流すので合わせたものが多少柔らかくてもいいけど、シャルロットを作る場合は生地に染み込んだり、隙間から漏れて来るから注意しないとね!
N:
そう、このバヴァロワをマスターすれば、スポンジ生地と合わせてオシャレなケーキになるのよね。でも、今日はバヴァロワだけ!冷たく冷やしたらおいしいよ〜。
K・C・M : はやく作って〜!!
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