知恵美(以下C): 今回は漬け込みフルーツをたっくさん入れたケック・オ・フリュイを紹介します。大好きなプラムとイチジクを少し大きめにカットして入れてみました。フルーツを漬けるお酒は何が合うのかなぁ??? |
|
治代(以下H): そうねえ、ブランデーやラム酒。アルコール度数の高いものを使うことが多いよね。 |
|
亨子(以下K): 私はラム酒漬けにしたものが好きだけど、2〜3種類位混ぜても悪くないよね? |
|
直子(以下N): ちょっと手間だけど、ドレンチェリーはチェリー・マルニエ、オレンジピールはグラン・マルニエで漬け込んでおいて、混ぜても複雑な味がしていいよ!でも、イギリスではウエディングケーキ用に何年も前からフルーツのお酒漬けを作るって言うくらいだから、色んなドライフルーツにお酒を継ぎ足しながら何年も漬け込むのが“通”だよね。 |
|
C: そのウエディングケーキって結婚式で食べる分と記念日に食べる分と作るんですよね!何年も後に食べるって。素敵・・・・・ところでフリュイってフランス語なんだけどフルーツだけじゃなくてナッツも含むんですよね。 |
|
H: うん。「木になる実」と言うことで、まとめてfruit(フリュイ)と呼ばれてます。その中でも 、アーモンドなどのナッツ類は fruit sec(フリュイ・セック)と言われてて、私達が「フリュイ・セック」と聞いて想像するいわゆるドライフルーツだけのことではないみたい。 |
|
K: ふ〜ん。なるほど! アーモンドやクルミなんかも入れて作ればナッツの歯ごたえも楽しめていいね。ドライフルーツも好みのものを取り合わせてお酒に漬け込むのもよし、市販のミックスフルーツを使うのもよし・・・・では、ケックの作り方。今までも何品かは出てるけど簡単そうで難しいのよね。 |
|
N: そう、なんと言ってもバターの固さ! |
|
C: 使う前には室温に戻して泡立器ですんなり混ざるぐらいの固さにしておかないと、卵を入れたときに分離してしまうので、バターの固さには十分気をつけてね。もちろん、入れる卵も冷たいとやっぱり混ざりにくいので注意。あとは、焼くのに時間がかかるから焼けるまで気長に待ってね。 |
|
H: そうだねえ。使う型の大きさが大きくなればなるほど焼くのに時間がかかるよね。今回は、「パウンド型」を使ってるのね。バターケーキとしては、一番ポピュラーな形だよね。 |
|
K: ステンレスの型はもちろん 紙やアルミの型もあるし、大きさもいろいろ。それぞれの目的や量にあわせて使えばいいね。今回の表面の仕上げはジャムだけ?それとも飾りをのせるの? |
|
C: 今回は焼きっぱなしです。かわいくラッピングをしてあげようかなぁ・・・・日持ちもするし。こういうバターケーキを、日持ちして持ち運びができることからフランスでは“ガトー・ド・ヴォワイヤージュ=旅行のお菓子”とも言います。もちろんジャムを塗って仕上げると乾燥を防ぐし、ナッツをのせて飾るとかわいくてプレゼントにもいいし。万能なお菓子ですね。
K: そうね!長く楽しめるのはいいね。切り口も意外とかわいいし。
|
|
H: うーん、こんなの持って旅行に行きたい!!焼きっぱなしでシンプルでもいいし、ジャムがけもいいけど、チョコレートがけをしてもいいね。 |
|
K: アルコールの成分によっても保存性を高めるのでラッピングや保存の仕方によっては1週間くらいは楽しめそう?でもその前になくなるかな? |
|
C: たぶん1週間もかからずなくなってしまうだろうなぁ・・・・少しずつ切って食べるのに結局たっぷり食べてるんだよねぇ、私。次はどんなフルーツを入れたケックを焼こうかなぁ。楽しみだなぁ・・・・そうだ!私も今度のお休みはケックを持ってどこかに旅行に行こう!!どこ行こ? |
|
|
|