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連載コラム 菓子まし娘のお菓子講座
「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。
菓子まし娘のコンポートよもやま話

compote
作り方の方程式 フルーツ+シロップ=コンポート
亨子(以下K): コンポートって初めて知った時、「缶詰とどう違うの?」なんて思わんかった?

治代(以下H): うん。缶詰の果物って私の中では、あんまり「おいしい!!」ってイメージがなかったから、自然とコンポートも、特に缶詰でもあるような果物のものは、食べてみる気が起きへんかったなあ。

直子(以下N): そう?私は子供の頃、母がよくりんごとかのコンポートを作ってくれて、おやつに食べていたので、そんなに特別な存在でもなく、普通に好きだったけど・・・・。

H : へぇー、りんごのコンポートが子供の頃のおやつねえ。おしゃれ!!うん!?でもよくよく考えてみれば缶詰のシロップで煮た果物=コンポートって考えると、気軽に作って、気軽に食べることができるものなのかなあ。

K : そうね、フルーツの形や色を残すように煮たものを充分冷やして、デザートとして・・・・。時にはフルーツのおいしさを、より引き出すためにスパイスを加えて作ることもあるし。知ってる?よくアイスクリームなんかを盛り付ける脚のついた深皿のことをコンポートっていうよね。あれはもとはコンポートを盛り付けるお皿だったからそういう名前になったんだよ。フランス語ではコンポティエなんだけど・・・・

H : へぇ〜、そうなんや。
ところでコンポートにするってことは、旬のフルーツをさらにおいしく食べようっていうだけでなくて、そのおいしさを生の状態より長持ちさせることもできるってことよね。フランスで、お友達のおうちに遊びに行った時、地下室みたいな食料庫に、洋梨とかのコンポートの瓶詰めが山積みされてたなあ。「1年を通して、いろんなフルーツをおいしく食べるためよ」なんて言ってた気がする。で、今回はどんなフルーツだったっけ?

K : 桃と洋梨だよ。

N : 注意点は、形が崩れないように長時間煮すぎないことすることかな?同じ事に気を付けて、色々なフルーツでできるよね。いちごとかベリー類は煮崩れてしまうから適さないけど、春から夏にかけてだったら、さくらんぼ、びわ、いちじく、あんず、もも。秋から冬にかけてなら洋梨、りんご。パイナップルやオレンジなどのかんきつ類でもできるし・・・・。

K : あんず、いいね!なかなか普通じゃ食べないし、生で食べるよりレモンの皮と一緒に煮るとおいしそうだね。
あとは、フレッシュのフルーツじゃなくても、干しプラムやアプリコットでもできるし。そのまま冷たく冷やして食べてもいいし、タルトなんかに使ってもいいねえ!

H : いつものフルーツもひと手間かけてさらにおいしく!!気軽にチャレンジしてくださいね。

菓子まし娘


このコラムのレシピ

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レシピ コンポート

菓子まし娘
人物 松谷治代
人物 古村 亨子
人物 小林 直子
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