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「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。 |
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直子(以下N):今回はシュークリームの応用でーす。シーニュってフランス語でスワン(白鳥)のことだけど、日本ではあまり見なくなったねー。私は、何年か前になんとパリで見た事があるのよー。路地裏の小さなケーキ屋さんで、オシャレなムースなどはなく、シュー生地でできた懐かしいお菓子ばっかりで、逆に感動した。
麻紀(以下M):私、日本でも見たことないです!!私の育った街にはそんなしゃれた形のシュークリームは無かったなぁ。お菓子の本で見て憧れたりしてましたけど、 シュークリームは作っても、シーニュは「いざチャレンジ!!」ってならなかった…かわいくてかわいくて食べるのがもったいないような気分になっちゃいそうで。まぁ今では気にせず食べちゃいますけど!
亨子(以下K):並んでいるとほのぼのとした気分になってなんかいいよね〜。 どこかのお店で見たような、本だったのか?シュー生地を滴のような形に絞ると身体の部分になるんだよね。これが難しい・・・・どう?
知恵美(以下C):そうですねぇ・・・・少しずつ力を抜いていくのがコツですね。 白鳥の尾の部分になるところ。私が絞るとまん丸の胴体になるんですよねぇ、 いつも。シュー生地の固さとかはいつもと同じように作ったらよいんですよね!?
N:そう、特に変える必要は無い。太った白鳥にならないために、シュークリームの時より中央を少し薄めに絞るのがこつかな!?徐々に細くしてしずく形に絞るのが難しいというのなら、膨らみすぎるのをおさえるために生地をほんの少し硬めに作って、丸く絞った絞り終わりだけ引っ張ってもそれなりに見えるかも・・・・。
M:ふむふむ。この首と頭の部分の絞りも、なかなかどうして難しそう!この紙のコルネも上手に作れるようになるにはかなり時間がかかったなぁ。
K:そうー!筒が細すぎたり、口が閉まらなかったり、こればっかりは練習が必要。首と頭の部分は細すぎても、太すぎてダメだね。焼く時間は短くていいけど、身体の部分と焼き色をそろえないと・・・・。後はクリーム?
C:そうですね。まず、シュー生地を胴体の形に絞って焼き上げて、羽根になる部分をカットして、そこからクレーム・パティシエールを詰めて、その上にクレーム・シャンティイですよね。ちゃんとかわいくできるのかなぁ・・・・どんなことに気をつけたらよいですか?私としてはできるだけたくさんクリームを詰めたいのですが・・・・。
N:クレーム・パティシエールは半分に切った下の部分にきっちり平らになるように絞る。その上のクレーム・シャンティイは、サイドからはみ出さないように高さを出して絞ると、切り取っていた羽根をつけやすい。この時、羽根を元の形のままつけるのではなく、左右逆につけるとバランスよく躍動感あるように思うんだけど・・・・。
M:ほんとだ!羽根のつけ方ひとつで印象が変わりますね。今回のように、以前から知ってる生地でいろんな形のお菓子ができると作り手としてはなんだか得した気分になっちゃう!!ほかには、籠のような形にしたパニエ、あとエクレア!!
N:そうそう!いろいろできるから想像を膨らませてみて!
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