亨子(以下K): いちごの季節にはやっぱりこのお菓子が食べたいよね。 |
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直子(以下N): そうね、断面に並んでるいちごが魅力的! |
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治代(以下H):
「いちごを使ったお菓子は?」って質問を日本人とフランス人にしたらどんな答えが返ってくると思う? |
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K:
ん・・・・フランス人にはこのお菓子フレジエ、日本人にはやっぱりショートケーキと返ってくるかな?
沢山のいちごを使って作ってもらいたいな。2品ともスポンジ生地を使うけど中のクリームはフレジエの方がちょっと難しいね。 |
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N:
生地は同じよね。シート状に焼く場合は、乾燥しないように、牛乳を加えたり、高い目の温度でさっと焼いたり工夫しないといけないけれど・・・・。 |
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H: ビュッシュ・ド・ノエルで使ったロールケーキと同じ要領だね。そしてクリームは、クレーム・パティシエールにバターを加えた「クレーム・ムスリンヌ」 。 |
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K:
そっー!このクリームがちょっと難しいけどおいしいよね。様子を見ながら注意しないと、もろもろの分離状態に・・・・。材料の状態や温度ってどんな感じがいい? |
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N: バターは常温で柔らかくし、クレーム・パティシエールはよく戻して冷た過ぎないもの。クレーム・パティシエールは冷たくなきゃ衛生的にも危ないけれど、バターが固まってくるほど冷たすぎるのはだめね! |
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H:
「ムスリンヌ」は「モスリン」っていう軽く繊細な布って意味があるくらいだから、クリームもその名の通り口溶けのよいものにしなくちゃね。 |
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N: ゼラチンを使ってないのに、しっかり固まるから不思議。 |
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H:
うん、クレーム・パティシエールに加えたバターのおかげだね。 |
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K:
食べる温度にも気を付けないとね!あまり冷やし過ぎると硬くて口溶けが悪いので、常温位に少し戻して食べるほうがいいね。 |
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N: そうそう。冷蔵庫から出したてのバターと、いちごを一緒にかじってるみたいでおいしく感じないもんね。 |
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H: 表面の仕上げは? |
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K: 今回はマジパンを使っています。アーモンドと砂糖で作られているんだけど、手に入らない場合はジャムでもいいです。是非いちごの美味しい時季に試して見て!! |
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