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連載コラム 菓子まし娘のお菓子講座
「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。
菓子まし娘のカイザーシュマーレンよもやま話
皇帝風パンケーキ

カイザーシュマーレン
治代(以下H): さてみなさん、このお菓子、見たことある?

亨子(以下K): ん‥‥?もちろん知らなかった。 これってドイツやオーストリアのお菓子なんだよね。カイザーは皇帝って言う意味があるんだって。なんだか難しそうな感じ?

ブフテルンという甘いパンに温かいカスタードソースをかけたデザート直子(以下N): 雑誌の特集のウィーンを旅する‥‥みたいな中で、そこへ行かないと食べられないお菓子として紹介されてたのは見たことある。現地に行くと他にも食べたいお菓子がたくさんあって食べた事はないんだけど、カフェで食べる温かいデザートだよね!

知恵美(以下C): 私はまだ、どんなお菓子かがわからないのですが‥‥デザート!?温かいということは冬に良く食べるとかってあるのかなぁ?知らないお菓子を勉強するってなんだかワクワクするなぁ。

キプフェルシュマーレン(キプフェル:角の形のパンを使ったパンプディング)H: うーん、表現が難しいなあ。素朴なおやつって感じの見た目です。シュマーレンにもいろいろあって、パンプディングみたいなもののこともあるけど‥‥

K: カイザーシュマーレンは柔らかいホットケーキみたいな感じだよね?頂くときは自家製のジャムやコンポートと一緒に食べてもいいね?それにソースやホイップクリーム、好みのものを添えてバリエーションは広がりそうだけど‥‥作り方はどのくらい簡単なの?

H: 作り方はいたって簡単。ビスキュイのような、クレープのような。メレンゲを加えることで生地が軽く仕上がります。そして、焼き上がりのあたたかい内に切り分けていただくのが面白いよね。ウィーンのカフェでは、普通のケーキだけでなく、こんな風に温かいデザートも食べられるよね。どんなの食べたことある?

K: あの、リッチなブリオッシュ生地のようなパンの中に、けしの実を包んでふっくらと焼き上げた「ブフテルン」。ボリュームもあっていいよね。

トップフェン(フレッシュチーズ)入りクヌーデルN: クヌーデル。一見小さな丸いコロッケみたいだけど実は揚げたのではなく、ゆでた生地に炒めたパン粉をまぶしたもの。生地はジャガイモや小麦粉でできていて、アンズやりんごなんかが中に入ってたりソースになってたりする。

C: ふぅ〜ん。なんだか想像するにちょっと家でお母さんがおやつに作るお菓子って感じ?ジャムも手作りだったら寒い日でもほんとにあったまりそう‥‥食べたいなぁ。 ウィーンのカフェといえば確か夜10時からしか食べれないって言うお菓子もあるんですよね!おばあちゃんが作ってるらしいけど。これも食べてみたいなぁ‥‥カフェでおいしいお菓子が食べれるって言うのもウィーンの大きな魅力ですよね。

ミルヒラームシュトゥルーデル(甘酸っぱいクリーム入り)H: なになに、それって!!?ああ、ウィーンに行って、食べてみたーい!!
現地に行って、そこでしか食べることのできないお菓子を発見する。極上の喜びだよね。以前に「アプフェルシュトゥルーデル」を紹介したけれど、「シュトゥルーデル」も代表的なウィーンのカフェでいただくお菓子だね。
今回の「カイザーシュマーレン」は、日本では、あまりなじみがありませんが、比較的簡単にできて、素朴なおいしさがなんとも言えません。ぜひ、チャレンジしてくださいね!!


このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ カイザーシュマーレン

菓子まし娘
人物 松谷 治代
人物 小林 直子
人物 古村 亨子
人物 瀬戸山 知恵美
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