亨子(以下K): 誰もが知ってるモンブランだけどなかなか家では作らないよね? |
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治代(以下H): うん。まず、作り方を見たことが無かったら、一体どういう仕組みで、材料に何が使われてるのか、想像つかないよね。 |
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直子(以下N): モンブランってお店に売ってるのは、いろんな形があるしね。 |
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K : 土台にサブレ生地を使ったり、スポンジ生地を使ったり色々だけど、今回は乾燥メレンゲを使っています。お菓子作りではよく卵白が残ってくるのでそれが利用できます。乾燥メレンゲって日本ではあまりなじみがないようだけど、フランスではどう? |
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H : 街にある普通のお菓子屋さんの店先に、乾燥メレンゲを小判型に焼き上げたものが、ガサガサって積んであるのにはびっくり!!それを、お母さんと一緒に買い物に来たちっちゃな子が買ってもらって、自分の顔の大きさくらいあるのをムシャムシャ食べてるのを見て、またまたびっくり!! |
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N : かなり甘いはずなんだけど、フランスで食べると、そうでもないのよね!しっかり中まで火が通っている事が重要だけど、日本より空気が乾燥しているから湿りにくくて、シリカゲルなしで保存していてもカリカリしてる。 |
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K : 今回のモンブランはこのメレンゲの上にたっぷりのホイップクリームを絞って、さらにモンブランのクリームをのせてます。それから時々見る黄色いモンブランのクリームはどんな材料だっけ? |
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H : お正月のおせち料理にある「栗きんとん」。そこで使う「栗の甘露煮」をペースト状にしたものだよね。以前は、モンブランと言えば、あの黄色いクリームが主流だったけど・・・・ |
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N : そう、甘いやさしい味の。今は、ちょっとオシャレなスーパーでなら、フランス産の茶色いマロンペーストが手に入るもんね。渋の味も少ししていて、ちょっと大人の味。モンブランと言えば、パリのアンジェリーナが有名だけど、日本ではいろんな絞り方があるよね。 |
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K : そうだね。口金の種類を変えると色々できるね!ギザギザや丸の細口金や・・・・ |
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H : かなり前になるけど、「どっちの料理ショー」で、「バズーガ砲」みたいな器具を使ってるの、印象的だったな。ところてんを押し出して作るのと同じ理屈なんだけど ・・・・。 |
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N : 今回は? |
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K : ん?もちろんモンブラン用の口金で作ってます。 乾燥メレンゲが焼き上がるまでが大変ですが、色んな材料でオリジナルの形のを作ってみて下さい。 |
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